ファッション用語 靴編 一覧表 [ファッション用語 靴編]
シューズ
シューズとは履き物で、足全体を包む閉塞性のものをいう。また、靴全体の総称でもある。
特には菊池がくるぶし以下のものを指す場合が多く、日本語ではこれを短靴(たんぐつ)または、浅靴(あさぐつ)と呼ぶ。
Tストラップ
Tストラップとは、T字型のストラップのこと。
つま先革から延びたストラップと、インステップを横断するT字型のストラップのことを指す。
Uチップ
Uチップとは、つま先部分に縫い目などでU字形の飾りを付けたもの、またはU字形に切り替えたものを指す。U字形に切り替えたものは「モカシントウ」とも呼ばれる。
アウトソール
アウトソール(out sole)とは、靴底のなかで最も外側の地面に直接触れる部分。靴底のこと。タンニン鞣しの牛革、合成ゴム、ポリウレタン樹脂などが用いられる。
本底(ほんぞこ)または、表底(おもてぞこ)ともいう。川底のほかにゴム底(ラバーソール)、ウレタンソール、木やジェートの底などがある。
アークティックブーツ
アークティックブーツ(arctic boots)とはビニール、フェルト、ゴムなどでつくられている深靴のことで、極地用の防寒靴のこと。靴の上に履くオーバーシューズの形式のものもある。
アグレット
アグレットとは、靴の鳩目穴(はとめあな)に通しやすいように靴紐の先に付けられた小さな鞘のこと。先金具とも呼ばれる。
浅靴
浅靴(あさぐつ)とは履き口の深さが浅い靴の総称で、主にパンプスなどが浅靴の代表的な靴。
アースシューズ
アースシューズ(earth shoes)とは大地を踏みしめて歩くということでのアース(地球または大地の意味)の名がついたもの。
ウォーキングシューズの一種で、靴底がやや低くなっているゴム製のフラットソール(平底)が特徴。
人間工学に基づいた、健康に良い靴として、1970年代から根強い愛好者が出現している。
アースシューズ
アースシューズ(earth shoes)とは大地を踏みしめて歩くということでのアース(地球または大地の意味)の名がついたもの。
ウォーキングシューズの一種で、靴底がやや低くなっているゴム製のフラットソール(平底)が特徴。
人間工学に基づいた、健康に良い靴として、1970年代から根強い愛好者が出現している。
アッパー
アッパーとは、靴の形状における靴底を除いた上の部分のことを指す。製甲(せいこう)とも呼ばれる。
靴におけるそのファッション性については、ほとんどがこのアッパー部分できまるとも言ってよい。表甲、裏甲、先芯、月型などで構成される。
編み上げサンダル
編み上げサンダルとは、長い紐を使って、それを足首や下肢部分に巻きつけて固定するようにしたサンダルのこと。主に夏の女性用サンダルに見られる形式。
アーモンドトゥ
アーモンドトゥとは、靴のつま先のデザインの一つ。アーモンドのようにほっそりとした形をしたトゥのことをさす。
イタリアの靴のデザインに多いタイプ。アーモンドチップとも呼ばれることがある。
アルパーガータ
アルパーガータ(alpargata)とは、ジュート麻などの軽い縄底に、キャンバス地などで甲を覆った、フランスの民族靴の一種。リゾート用に用いる軽い靴。
もとはフランスやスペインの船乗りや港湾労働者、バスク地方などで履かれていた海兵用のわらじ風のサンダルである。
現在では簡便なリゾートシューズやカジュアルなタウンシューズとして用いられている。甲についた布の紐で足に巻いてとめる形のものもある。
エスパドリエ、エスパドリーユ、エスパドリルとも呼ばれ、スペイン語でアルパルハータともいう。
アルパルハータ
アルパルハータ(alpargata)とは、ジュート麻などの軽い縄底に、キャンバス地などで甲を覆った、フランスの民族靴の一種。リゾート用に用いる軽い靴。
もとはフランスやスペインの船乗りや港湾労働者、バスク地方などで履かれていた海兵用のわらじ風のサンダルである。
現在では簡便なリゾートシューズやカジュアルなタウンシューズとして用いられている。甲についた布の紐で足に巻いてとめる形のものもある。エスパドリエ、エスパドリーユ、エスパドリル、アルパーガータとも呼ぶ。
アンクルストラップ
アンクルストラップとは、足首にまかれるようにデザインされたストラップのこと。
アンクルとは「足首・くるぶし」という意味。こうしたアンクルストラップの付いた靴のことをアンクルストラップシューズなどと呼ぶ。一般的には革などの細いひも状のものが多く用いられる。
アンクルブーツ
アンクルブーツ(ankle boots)とは、足のくるぶしがかぶるぐらいの、あるいはそれよりやや上くらいの深さをもつブーツの総称。
鳩目でひもを結ぶタイプのものや、ファスナーまたはバックルを用いるものもある。チャッカブーツや、チェルシーブーツなどがある。
安全靴
安全靴(あんぜんぐつ)とは、工事現場などで図れる作業靴の一種。ワークブーツ型の靴で落下物などから足を保護するためにつま先部分に金属等の保護材を入れているのが特徴。そのため、重量はあるものの、足に多少のものであれば落としても痛くない。
イタリアンカットシューズ
イタリアンカットシューズとは、イタリア調の靴で、つま先が細くシャープな感じになっており、トゥや底は薄く作られている紳士用・婦人用の靴の総称。
華奢かつエレガントな雰囲気をかもしだすのが特徴。狭義のイタリアンカットシューズはトゥが四角くカッティングされた(スクエアトウ)のものを呼ぶ。
イブニングシューズ
イブニングシューズ(evening shoes)とは、夜のフォーマルな機会用いる靴の総称。イブニングドレスを着るときに履く靴。
女性はドレスにマッチした、優雅で繊細な形のハイヒール、パンプスに代表されることが多く、素材はエナメル、サテン、ドレスと共生地、ゴールドやシルバーなどのメタリック加工を施した革などさまざまなものが見られ、宝石やラインストーンを飾るなど下華やかなデザインのものが多い。 男性は黒エナメル製のオペラパンプス、またはオクスフォードシューズ?に代表される。
インソール
インソールとは、靴底の中で中底(なかぞこ)と呼ばれる部分のこと。靴における土台ともいえる場所のことを指し、主に足を支えるという重要な機能を担っている。
主な素材としてはレザーボード、パルプボードなどが用いられる。
インディアンモカシン
インディアンモカシン(indian moccasin)とは、モカシンをインディアンルックにデザインしたもの。
主に鹿の皮などの1枚の革で、底から脇までをやわらかい一枚革で包むようにつくり、甲部にU字型の革をかぶせ、そのふちを皮ひもではぎ合わせた民芸品的な浅靴が代表的で、甲部にカラフルなビーズや刺繍飾りが施されているものが多い。
現在では、甲にU字形のはぎ合わせのあるカジュアルシューズを広くこう呼ぶ。 もともとモカシンとよばれる靴は北米のインディアンがはいていたものであり、ヒール部分のないスリッポン式の短靴や長靴を総称して呼んだが、その形態や製法も指す。
ウイングチップ
ウイングチップ(wing tip)とはチップ(靴の爪先部分)をW字型(鳥の翼状)に切り替え、小穴飾り(メダリオン)や縫い目飾りなどを施した爪先のデザイン。
中央が尖り、その両脇が弓なりにそったW字型の飾りで、おかめの顔に似ていることから、「おかめ飾り」ともいわれる。
このような飾り革をウイングチップと呼ぶが、靴そのものの名称ともなっており、ウイングチップシューズを「おかめ」とも通称する。トラッドファッションのアイテムのひとつとなっている。
ウエスタンブーツ
ウエスタンブーツ(western boots)とは米国の西部開拓時代からアメリカ西部のカウボーイたちの間で、発展を遂げた独特なデザインの膝下までの革の長靴。
ウエスタンブーツの特徴は、乗馬の際あぶみから靴がはずれたり、すべったりしないように高く、前に傾斜させたカウボーイヒール。細めの爪先。ハート形の履き口。ミュールイア(らばの耳)と呼ばれるプルストラップ。側面や甲の部分にに施されたレリーフ(浮き彫り)や装飾的なステッチなどである。
カウボーイブーツとも呼ばれる。
ウェッジソール
ウェッジソール(wedge sole)とはくさび形の靴底のこと。一般に船底形とも呼ばれる。
かかとが前底までのびて、土踏まず部分も地面に平らに接地し、かかと部分から爪先へ続いた側面から見ると、くさび形をしている。カジュアルな靴やサンダルに用いられる。
ウェッジヒール
ウェッジヒール(wedge heel)とはくさび形のヒールのこと、あるいは、そのヒールのついた靴のこと。
ヒールが前底までのびて、土踏まず部分も接地面が平らなヒール。ウェッジソール、あるいは、舟底型とも呼ばれる。カジュアルな靴やサンダルに用いられる。
ウェリントンブーツ
ウェリントンブーツ(Wellington boots)とは、膝までの丈の乗馬用ブーツ。
主にイギリスの軍靴として用いられたもので、ワーテルローの戦い(1815年)でナポレオン1世を破った、英国のウェリントン将軍といわれたアーサーウェルズリーが履いていた事からこの名がある。
ウォーキングシューズ
ウォーキングシューズ(walking shooes)とは、人間工学的な見地から、歩きやすく機能的につくられた靴の総称。
通気性のある素材、ノンスリップ加工底、吸汗・速乾ライニング、衝撃吸収ヒール、靴ずれ防止のアンクルパッド、また内部構造にも様々な機能が追及されている。旅行やハイキング、タウンシューズとして広く履かれている。
ウォーターマッサージインソール
ウォーターマッサージインソールとは、靴のインソール部分に水が注入されているもので、歩くことにより自然とマッサージ効果を生み出す効果があるインソールのこと。
ウォーターマッサージインソールが導入されている靴をウォーターマッサージシューズとも呼ぶ。
エアシューズ
エアシューズとは、その名前の通り靴の全体に空気層を持たせるような構造となっている靴のことを指す。
クッション性に富むだけでなく軽さもあることからスポーツシューズなどとしても活用されることがある。エアシューズでは、靴の底の部分にエアフローパットと呼ばれる装置を設けることで、靴内部の空気を循環させている。
エアソール
エアソール(air sole)とは、靴の底材が空気を含む構造になっているもの。または、気泡のあるスポンジ底で軽いもの。底の材料に空気を含ませて弾力を持たせている。
エスパドリーユ
エスパドリーユ(espadrille)とは、ジュート麻などの軽い縄底に、キャンバス地などで甲を覆った、フランスの民族靴の一種。リゾート用に用いる軽い靴。
もとはフランスやスペインの船乗りや港湾労働者、バスク地方などで履かれていた海兵用のわらじ風のサンダルである。
現在では簡便なリゾートシューズやカジュアルなタウンシューズとして用いられている。甲についた布の紐で足に巻いてとめる形のものもある。エスパドリエ、エスパドリル、アルパーガータとも呼ぶ。
エッグトゥ
エッグトゥとは靴の爪先型のひとつで、卵のような丸みを帯びた形のもの。
エプロンフロント
エプロンフロントとは甲の紐留め部分だけを色違いにした靴のデザインをいう。
オックスフォードシューズ
オックスフォードシューズ(Oxford shoes)とは、靴の基本型のひとつであり、履き口が紐結び式でくるぶしから下でカットされた「短靴(たんぐつ)」の総称。
17世紀中ごろ(1665年頃から)、イギリスのオクスフォード大学の学生の間で長いブーツを廃して短い靴を履いたことから名づけられ、その短靴を原型としたものである。
19世紀になって、現在のような紐つきの短靴のことを呼ぶようになった。現在ではさまざまなバリエーションが生まれているが、甲部の形によってバルモラル型(内羽根式)とブラッチャー型(外羽根式)の2種に分類される。
おかめ飾り
おかめ飾り(おかめかざり)とは、ウィングチップ?と同意語。
オーストラリアンブーツ
オーストラリアンブーツとは、カンガルーやムートンなどを素材を使用したルーズでシンプルな形をしたブーツで長靴のようなフォルムをしている。比較的ソフトな色使いが多い。
おでこ靴
おでこ靴とは、全体的に丸みがあり、つまさきがふっくらと盛り上がったデザインをしている靴の総称。黒革の紐結び式のものが代表的とされる。
オブリークトゥ
足の指の形に合わせて、つま先が斜めにカットされた靴の事。履き心地が良いので、このタイプの靴は -ComfortType- と呼ばれます。ブランドでは、-BIRKENSTOCK- が大御所。
オープンシャンク
オープンシャンク(open shank)とは、靴のデザインの一種で、土踏まずの横の部分(シャンク)が切り取られ(オープン)ているサンダルの一種。
また、そのような靴(サイドオープンシューズ)の名称でもあり、オープンシャンクシューズともいう。
オープントゥ
オープントゥとはつま先の形状を指す用語の一つ。オープントゥの形状はつま先が切り取られておりその先から足先がのぞくようになっているつま先の形のことを指す。
また、オープントゥということでそうしたデザインの靴全般を指すこともある。
オープンバック
オープンバックとは、靴のかかと部分が切り取られており、かかとが外から見えるようになっている靴の形状のことを指す。またそうしたデザインの靴自体のことを指すこともある。
オペラパンプス
オペラパンプスとは、観劇などで用いる夜用のフォーマルなパンプスのことを指す。エナメル革、サテンなどの生地で作られ全部にリボンなどをあしらったデザインが多い。
婦人用ではハイヒールとなったものが一般的で紳士用黒のエナメル革のデザインが大半。男性用のオペラパンプスはタキシード専用のフォーマルシューズとされている。
カウボーイブーツ
カウボーイブーツ(cowboy boots)とは、ウェスタンブーツ?と同意語。
カウンター
カウンターとは、靴のかかと部分にあたり、素材と裏財の間に入れて足を安定させる目的で利用される半月状の芯部分のこと。その形状から月型とも呼ばれる。
カジュアルシューズ
カジュアルシューズとは明確な区分があるわけではないが、ビジネスシューズ、フォーマルシューズ(ドレスシューズ)と対比させてタウンシューズとして普段使いとして用いられる靴の総称。
カッターシューズ
カッターシューズとは巾の広いカッターボートに似ているのでこの名がある。ごく低いヒールのパンプス型で、散歩用、通学用など軽い気持ちで履くためのもの。
カントリーシューズ
カントリーシューズとは、ハイキングや旅行などに用いることを意図した機能的な靴の総称。
歩きやすさが重視されており、ヒールが低めでまた、靴底はゴム底となっているものが多い。男性向けのカントリーシューズという場合はこのほか、スエード生地やバックスキンなどで作られたオックスフォードシューズを指す場合もある。
キャラバンシューズ
キャラバンシューズとは、主に軽登山などで利用されることを目的とした機能性のある靴のこと。
本来は商品名だが、軽登山用の靴としてキャラバンシューズという名称で呼ばれることが多い。本格的な登山靴と比べて比較的軽量に作られていることが多い。
キャバリエブーツ
キャバリエブーツとはアンクルレングス(くるぶし丈)より少し高めで、はき口が普通のものより広く、かつ折り返されているスタイルのブーツ。ごく柔らかな革で作られる。キャバリエとは「騎士」のこと。
キャンバスシューズ
キャンバスシューズ(canvas shose)とは、帆布(はんぷ)などに使われる厚地のキャンバス地でつくられた靴の総称である。ズック靴、布靴、運動靴などがそれにあたる。ズックはキャンバスの別名「ダック」が訛ったものといわれている。
キャンパスシューズ
キャンパスシューズとはキャンパス、つまり学園内外ではかれる靴の総称だが、日本でいうズック靴の感覚に近い。
キューバンヒール
キューバンヒールとは、全部が靴底に対して垂直となり、後部が前方に傾斜したデザインを特徴とするやや太めのヒールのことを指す。
婦人靴に用いられるのが一般的だが、ウエスタンブーツなどもこのキューバンヒールの特徴が見られる。
ギリー
ギリー(gillies)とは、甲の履き口前部をU字型形に開き、紐を甲部の皮革製の紐環(リング)に通して編み上げるようにした舌革(タン)のない靴。スコットランドを発祥地とする靴の一種である。
もともとは革のループに紐を通したり、紐をくるぶしに巻きつけてはいていたが、今日では普通の紐結び式の靴のようになっている。
ギリーは19世紀末に、スコットランドでキルトを履いて競技をするときなどに用いられた。「従者」の意のスコットランド語からきている。
キルティ
キルティとは靴の甲のはき口から舌革を外に折り曲げて、切り込みを入れた飾りのこと。”キルティタン””ショウルタン”ともいい、ゴルフシューズの飾りによくみられる。
キルティタン
キルティタンとは、靴の甲の履き口部分から舌革を外に折り曲げて、それにギザギザの切り込みを入れてそれを飾りのことを指し、靴の装飾として利用されている。クラシカルな雰囲気がある。
グッドイヤーウェルト製法
グッドイヤーウェルト製法とは、靴を作る製法の一種。靴の製法の中でも非常に複雑な製法となっている。
チャールズ・グッドイヤーという製靴機械の発明者の名前に由来する。こば(靴の内側ふまず上がりから、爪先方向を経由して外側のふまず上がりに至る縁)が張り出しており、縫い糸が見えるようになっているのが特徴。
高級紳士靴に利用されるデザインとなっている。頑丈性と高い安定感がある。
グルカサンダル
グルカサンダルとは、インドの英国傭兵のネパール人兵士(グルカ兵)が着用したと言われている川底のサンダルのこと。デザインとしては甲の部分が皮ひもによりメッシュのように編まれているのが特徴的。
クリスクロスストラップ
クリスクロスストラップとは十字形に交差した皮紐のこと。 ジョドバーブーツなどによく見られるデザイン。
クレープソール
クレープソールとはゴム底靴の場合、滑りやすいといった欠点があり、これを防ぐために縮ませてギザギザをつけた靴底のこと。
クローズトップシューズ
クローズトップシューズとは下部を黒い革、またはパテントレザー(エナメル革)にし、上部をグレーの布地にした釦付き、または紐留めのブーツのこと。
1920年~1930年代の昼間の礼装用に使われた靴である。短靴にスパッツがはじめから付けられたような概観が特徴。
クロッグ
クロッグ(clog)とは、木靴の一種で、きわめて厚い木や厚いコルク底の靴。サンダル型と、スリッポン型の2種類がある。
上の部分に革や布の甲をつけたサンダル状のものや、サボのこともいう。普通はかかとの部分が露出している。
以前クロッグは雨よけ用のオーバーシューズの役も兼ねていたといわれている。木靴はこの他に木をくりぬいて作られた木靴であるサボ、またオランダやベルギーなど水位の低い地方で履かれる爪先が反り返ったクロンペン、泥道を歩くときに靴を履いた足を乗せて用いられる静養足駄(あしだ)のパトンなどがある。
ケミカルシューズ
ケミカルシューズとは、甲に合皮(合成皮革)やビニール、ナイロンといった化学素材を用いて作られた靴の総称。
革靴に比べて安価なことが特徴である。なお、ケミカルシューズという総称は和製英語で日本のみで通用する用語となっている。
コンビネーションシューズ
コンビネーションシューズ(combination shoes)とは靴の爪先部(トー?)や甲、後部や、中央部、前後部などに異なった色や、質感の異なる素材を組み合わせたデザインの靴。
2配色、2素材の組み合わせをいう場合が多い。サドルシューズもその一つである。
ゴアシューズ
ゴアシューズ(gored shoes)とはゴム織り込んだゴア(まち)を履き口の側面や甲に取り付けた短靴。 ゴアはゴム糸を織り込んだ伸縮性のある生地、あるいはこの生地でつくられたまちやベルトのことであり、ブーツやスリッポン、子供靴のディテールなどによく用いられる。
着脱が容易で、フィット感に優れるという特徴がある。サイドゴアブーツ、サイドゴアシューズ、チェルシーブーツなどがある。
ゴアブーツ
ゴアブーツ(gored shoes)とは男子靴の一種で、履き口の両側にゴアを取り付けた深靴。サイドゴアとも呼ぶ。19世紀後半頃から履かれるようになった。
ゴアはゴム糸を織り込んだ伸縮性のある生地、あるいはこの生地でつくられたまちやベルトのことであり、ブーツやスリッポン、子供靴のディテールなどによく用いられる。
こば
こばとは、靴における靴底の縁まわりのことを指す部分のこと。エッジとも呼ばれる。一般的に「こば」という場合は、内側の土踏まずの部分からつま先を通り、外側の土踏まずの部分までの範囲を指す。
ゴルフシューズ
ゴルフシューズとは、その名前の通りゴルフをプレーする際に着用されることを想定された靴のこと。
スイングを支えるために、靴底にはスパイクと呼ばれる突起物が付けられており、甲革についても比較的重量があり、丈夫な素材のものが使われることが多い。
サイドオープン
サイドオープンとは、靴の形状の一つ。その名前の通り靴のサイド部分(一般的には土踏まずの横部分)が切り取られている形状となっているもの。オープンシャンクシューズとも呼ばれる。
サイドゴア
サイドゴアとはスリッポンタイプの靴の脇に付けるゴムを織り込んだ布(ゴア)のこと。これを採り入れたものに、サイドゴアブーツがある。また靴だけに限らずスポーツ用の衣服にも用いられる。
サドルオックスフォード
サドルオックスフォードとは靴の甲の中央のひも結びの部分に馬の鞍(サドル)をおいたようなパターンを切り替え、爪先と後部との色・素材のコントラストをデザインした短靴。配色もさまざまある。
ゴルフなどのスポーツや広くカジュアルな靴としても用いられている。
サドルシューズ
サドルシューズとはサドルオックスフォードのこと。中央のひも締め部分の色・素材が爪先や後部と異なったコンビネーションの靴。
サボ
サボとはフランス語で木をくりぬいて作った靴の意。またはこれに類似した形で、底の部分が木製やコルク製で、革などで甲をつけた靴やサンダルのことも言う。オランダの民族服に合わせてはかれることは有名である。
サンダル
サンダルとは足を乗せる板状の台と、それを足に結びつけるストラップあるいは、幅の広いバンドでとめるような形式で開放性の履物。
歴史的には古代エジプトや、ギリシャ、ローマなどのサンダルが原形となり、現在では、革、合成ゴム、プラスチック、木などをもそこに用いたものがあり、婦人のハイヒールサンダルや、低いヒールのカジュアルなサンダル、ビーチサンダル、イブニングサンダルなどがある。
シークレットシューズ
シークレットシューズとは、見た目は一般的な革靴などと同じようになっているが、かかと部分が内部で高くなっており、身長を高く見せることができる靴の総称。シークレットブーツと呼ばれることもある。
シームレストップシューズ
シームレストップシューズとは甲部分が1枚革で仕立てられたバルモラル型のワンピースシューズ。縫い目が後ろと表底の継ぎ目にしかみられないところから、この名で呼ぶ。
シャンク
シャンクとは靴の土踏まずの細い部分。または、靴底の土踏まずのぶぶんに挿入する支えの芯(不踏芯)のことで、スチールや硬質のプラスチック、木材などが使われる。またこの部分に入れるバネ(シャンクピース)の略称としても用いられる。
ジョッキーブーツ
ジョッキーブーツとは膝下までの乗馬用の長靴で、履き口上部が折り返されたように、色違いの革で幅広く切り替えたデザインのもの。
乗馬時に足先があぶみを探りやすいようにつま先が細めで、足にぴったりフィットする形が特徴。競馬の騎手が履くのでジョッキーブーツという。履き口の色を変えたトップブーツ型や、履きやすいようにプルストラップを付けたものもある。
ジョッパーブーツ
ジョッパーブーツとは足首までの深さで皮紐を通してはくタイプのブーツ。もとは乗馬用のブーツで、第二次世界大戦時には飛行士のブーツにも採用され、フライングジョドパーの名前がつけられたことがある。
スキーブーツ
スキーブーツとはスキー用の深靴のこと。初期のころは、靴製の編み上げ靴のスタイルであったが、最近では、プラスチックで成形されバックルで着脱するスタイルとなり、内部にインナーブーツを用いるものもあり、底面にスキーを装着することができる。つま先とかかとも部分はが角ばり、スキー板にとめやすいようになっている。
スクエアトウ
スクエアトウとは角ばったつま先方の総称。爪先が四角い靴。フレンチトウともいう。
スクエアヒール
スクエアヒールとは角型(スクエア)にカットされたヒールの総称。靴のヒールが四角ばったもの。
スコッチグレイン
スコッチグレインとは単にスコッチともいう。グレインとは「穀粒」、または表革(銀面)のことで、特に粗い小石をばらまいたような表面の、細かい型押し革をいう。
光沢が無く、重厚な味があり、丈夫なところからプローグ?やローファーなどの紳士靴に多く用いられる。また、この、名称はそれらの靴自体も指す。
スタックヒール
スタックヒールとは靴を積み重ねて作ったヒールのこと。また、ヒールの外観を積み革のようにプリントで模様をつけたものをいう。
靴と共革の巻きヒールよりも丈夫でスポーティな趣がある。スタックドヒール、別にビルトアップヒールともいう。
ステッチダウンシューズ
ステッチダウンシューズとはウエルト部分(靴の甲と底のつぎ目)にステッチを装飾的に入れた靴のこと。カジュアルな靴に多い。
ステッチダウン製法
ステッチダウン製法とは、靴の製法の一つ。甲革の縁部分を内側に巻き込むことなく、外側に広げて、中革やソールと縫い付ける製法のこと。
靴の内側に縫い目が無いために水に対して強いとされている。ただし、外見上甲革が外にひろがって見えることから美観を損ねるため、一般的に高級靴には用いられることは無い。軽く、屈曲性に優れており、製造コストも比較的安い。
スティレットヒール
スティレットヒールとは目打ち、錐(きり)のように、先のとがった細いヒールのこと。
ストッキングブーツ
ストッキングブーツとは柔らかい革で作られたももまでのストッキングのような婦人用の長いブーツ。1960年代後半にミニスカートの流行とともに登場した。
ストームウェルト
ストームウェルトとはストームは嵐のことで、ウェルトは靴の甲と底の継ぎ目に縫い付ける細い革をいう。^ ストームウェルトは、この細い革の表面の甲の端に縫い込まれる部分に隆起のあるものをいう。ワークブーツなどに多く見られるディテール。
ストームラバーズ
ストームラバーズとはゴム張りの甲とダイヤモンド柄がはっきりあらわれたソール(靴底)を特徴とする、高めにカットされたスリッポン。「どんな嵐にも耐えるような」の意味からこの名がある。
ストラップシューズ
ストラップシューズとは、革紐などの紐や帯が靴と足を固定させるために靴の甲部に付けられている靴の総称。腰革やつつま先革から伸びているものから接合されているものまで形状は様々である。
ストラップパンプス
ストラップパンプスとは甲の部分にあしのを巻くひもがついているパンプス。形はさまざまある。
ストレートチップ
ストレートチップとは靴の爪先の部分に横一文字に切り替えのあるデザインのことで、一文字飾りや一文字かがりともいう。単に一文字とよばれる。
スナップドシューズ
スナップドシューズとはサイドまたはセンターをスナップ留めにした靴の総称。
スニーカー
スニーカーとはカジュアル靴の総称。「忍び歩く人」という意味で、ゴム底で音がしない履き物のこと。甲はキャンバス地や皮革、人口素材などを用いて足によくフィットするような機能的なデザインを取り入れ、色彩もスポーツウェアにマッチしてカラフルであり、メーカーのブランドを表現するなどファッション化している。
最近では、スポーツを行うとき以外にも、街中で一般的にはかれている。日本ではかつて「運動靴」「ズック」ともよばれた。キャンバスシューズの一種でもある。
スノトレ
スノトレとは、「スノートレーニングシューズ」の略称でもともとはスキー用の練習靴という意味がある。
競技用のスキーブーツと比較してソフトに作られており、防水性や防寒性に優れている。スノートレッキングシューズの略称と呼ばれることもある。
スパイクシューズ
スパイクシューズとは底の接地面に突起物を付けたスポーツ用の靴。野球用、フットボール用、ゴルフ用などがある。それぞれのスポーツに適するようにデザインされている。
スパイクヒール
スパイクヒールとは先のとがった接地面の極端に小さいハイヒール。
スパルタカスサンダル
スパルタカスサンダルとは古代ローマの剣士スパルタカスが履いていたようなサンダルのこと。
スペクテーターシューズ
スペクテーターとは観戦者という意味。スポーツ観戦や、観光旅行などに履いていくスポーティな婦人靴。柔らかい革を用いてひも結びなど機能的なデザインを施している。
スペクテーターシューズ
スペクテーターとは観戦者という意味。スポーツ観戦や、観光旅行などに履いていくスポーティな婦人靴。柔らかい革を用いてひも結びなど機能的なデザインを施している。
スポーツサンダル
スポーツサンダル(sport sandal)とはスポーティなサンダルのことで、ヒールは低く甲のストラップも太めである。
1993年の夏ごろからストリートファッションやデザイナーコレクションに登場するようになり、急速に一般化した。底部分が薄く、スリッパのように履けるシンプルなものが多い。ドイツの健康サンダルやアメリカのサーファーサンダルなどのブランドはその代表格。
スポーツシューズ
スポーツシューズ(sport shoes)とはスポーツ用の運動靴で、競技に適した機能、構造の靴。または、スポーツ感覚のカジュアルシューズのこともいう。このようなスポーツ靴の総称。
スリッパ
スリッパ(slipper)とは革、布、フェルト、ビニールなどで作られた室内用のかるい履物。締め紐や留め金を用いないで足をすべりこませてはく、履物の総称。
ヒールのないものが一般的である。上履きで日本では爪先部分だけ包んでかかと部のあいたものをいうが、欧米では、浅いパンプスの形の靴のことをいう。
ドレッシーなイブニングスリッパなど外出用もあり、用途や形からことなった名称がつけられている。
スリッポン
スリッポン(slip-on)とは紐も締め金も用いずに足にすべりこませて履く靴。
短靴の形式で甲の履き口にゴムを縫いこんだものがある。短靴、浅靴の総称。多くはカジュアルなものであるが、フォーマル用のオペラパンプスのようにドレッシーなものもある。ペニーローファー、モカシンなどが代表的。
スリーブーツホール
スリーブーツホールとは、「靴紐を通す穴が片側に3個ついたブーツ」の意味をもつもので、特にイギリスの伝統的なアイテムであるチャッカブーツやデザートブーツタイプの靴に用いられる。
この他にも、エイトブーツホールなど、紐通しの穴の数から靴の種類を現すものがある。
スリングバックシューズ
スリングバックシューズ(sling-back shoes)とは婦人のパンプス、または、サンダルなどで後部をストラップでつるようにバックルなどで締める形式のもの。
爪先部分は覆われている「後部をつる」という意味である。。バックバンドともいわれる。
スロート
スロートとは靴で、つま先革(ヴァンプ)が開いている部分、つまり紐留めのところをいう。
セットバックヒール
セットバックヒール(set-back heel)とは後部かかと部のつけ根から床まで垂直で接合部からヒールの接地面へ斜めに傾いて全体が後ろに押し付けられるようになった形のヒール。バックステップヒールともいう。
セメンテッド式製法
セメンテッド式製法とは、靴の製法の一種。アッパーと靴底を糸で縫いつけずに、接着剤で接合する方法のことを指す。
工程が短縮されるため製法が簡単で、量産でき、しかも軽いという特色があり、現在の靴製法の主流を占めている製法である。
センターシームドシューズ
センターシームドシューズとは、つま先革の中央に縫い目を施した靴の総称である。伝統的な紳士靴に多く見られるデザインの一つとなっている。
全天候型シューズ
全天候型シューズとは、天候に関係なく履くことができる靴を総称したもの。
一般的に、合成皮革やラバーソールでのことで、婦人靴の場合はパンプスやカッターシューズなどが多い。全天候やオールウェザーシューズと呼ばれる場合もある。
ソシアルシューズ
ソシアルシューズのソシアルとは「社交の」を意味する言葉。 フォーマル用よりもはなやかで、ドレッシーな雰囲気をもった靴の総称。
ソール
ソール(sole)とは靴の裏で直接地面や床に接する部分の底。表底、またはアウトソールともいう。
靴底の総称。耐久性のあるタンニン鞣しの牛革や、合成ゴム、ポリウレタン樹脂、ゴム、フェルト、コルクなどや麻のロープを丸めて底に用いたものもある。
人口素材ものは、色彩や形状も、歩行やスポーツに機能的なデザインが施されている。
タウンシューズ
タウンシューズとはタウンウェアに合わせられる靴の総称。 カントリーライクでカジュアルな感覚のものが多い。
タッセルシューズ
タッセルシューズとは、甲にタッセル(房飾り)が付けられた靴を総称したもの。履き口の浅いスリッポンなどに多く見られ、その場合はタッセルスリッポンやタッセルモカシンと呼ばれる場合が多い。
本来は宮廷内で履かれていた室内履きの一種であったが、現在ではカジュアルなものからドレッシーなものまで、幅広く普及している。
タッセルスリッポン
タッセルスリッポンとはタッセル(飾りふさ)付きのスリッポンシューズ。
タッセルローファー
タッセルローファー(tassel loafer)爪先にU字の縫い目があるモカシン式のスリッポンシューズの甲のベルトに、皮ひもの先と同じ革で房を飾りつけたもの。ローファーズの一種。
タン
1)タン(tan)とはなめした牛の革のオレンジみの茶褐色のこと。樫の樹皮のタンニンでなめす。皮革業界で歴史のある色で、バフに類似した色である。
タン(tongue)とは舌のことで、靴の場合は甲のひも締め部分の裏につけられている砂除け革のこと。履き口から折りかえる形の長いものもあり、蛇腹のように襞(ひだ)をとったベローズタンや細い短冊状の刻みを入れたキルティタンなどがある。
ダッチヒール
ダッチヒール(Dutch heel)とはオランダの木靴のかかとのような形状の小さめのヒール。ヒールの前後が互いに向かって傾斜した、先細りの逆台形のヒールデザイン。ダッチボーイヒールともいう。
ダーティバックス
ダーティバックスとは、「薄汚れた革靴」という意味を持つもので、本来はホワイトバックスが自然に汚れたグレー調のものを指したが、現在では意図的に汚れたようなグレーがかった白や、ベージュ系の色に染めた赤いラバーソールのタウンシューズのことを指す。
チェルシーブーツ
チェルシーブーツ(Chelsea boos)とはロンドンのチェルシー地区に住む芸術家など履かれていたとのことでこの名がついた。
側面にゴムの幅広いテープをまちに縫いこんだくるぶし丈のブーツ。1960年代初期にビートルズがデビュー当時に履いていたものとして知られている。
チップ
チップ(tip)とは靴の爪先、先端部分の飾りのこと。トウチップやトウキャップともよばれる。
チャイナシューズ
チャイナシューズとは、中国の民族衣装で見られる靴のことを指す。様々な種類があるが、一般的には布製で色鮮やかな刺繍で飾られた、つま先が丸い婦人用のフラットシューズが知られている。 カンフーシューズもチャイナシューズの一種である。
チャッカブーツ
チャッカブーツ(chukka boots)とは足のくるぶしがかぶるぐらいの深さのブーツのこと。
チロリアンシューズ
チロリアンシューズ(tyrolean shoes)とはチロル地方で用いるチロル風の靴という意味で、厚手の革を用いて爪先はモカシン縫い目があり、ひもで結ぶタイプで頑丈で重い靴。
ブーツタイプもあり、軽登山にも用いられる。いまではタウンシューズの一つとして用いられ、赤や黄色などの靴ひもがつけられることも多い。
ティーストラップシューズ
ティーストラップシューズ(T-strap shoes)とは主に婦人靴の甲部履き口にT字型のストラップがデザインされているもの。
デザートブーツ
デザートブーツ(desert boots)とは足のくるぶしの上までのかぶる2から3鳩目でひも付きのブーツ。
チャッカブーツの一種で砂漠での兵の靴として開発された。甲は牛の裏出し革(ベロア)を用い、底はクレープラバーソールになっている。それにより砂の進入を防ぐ。デザートとは砂漠の意味で、英国のメーカー、クラークス社の商品名より広まったもの。
デッキシューズ
デッキシューズ(deck shoes)とは、ヨットやボートのデッキの上で履くのに滑らないように、底面のゴムに切れ込みがあるもので、甲は水にぬれても丈夫でオイルレザーなどを用いたモカシンタイプのひも付きの浅靴。ひも結びのプレーンなスニーカー型、ゴアのついたスリッポン型がある。
テニスシューズ
テニスシューズ(tennis shoes)とは、甲のキャンバス地で底はゴム、ひもで結ぶタイプのスポーツシューズ。
色は白が基本であるが、色物のものもある。スニーカータイプのものもあり、ファンション化している。履き口にクッション性のあるパットを用いたり、トウやサイドに小さな通気孔が多用されていることが多い。
テーパードシューズ
テーパードシューズとは、つま先が細く尖ったデザインの靴を指す。「テーパード」とは先細りになったという意味をもつもので、ほっそりとした雰囲気から「スレンダーシューズ」と呼ばれる場合もある。
トウ
トウ(toe)とは、爪先のこと。靴の爪先の形状は製造に使用する靴型によって成型されるもので、トウシェイプ(toe shape)ともいわれ、ファッションデザイン上の重要な要素となっている。
上から見て丸いラウンドトウ、細くとがったポンティドトウ?、四角いスクエアトウ、斜めのオブリークトウ、卵型のエッグトウなどが基本となり、他にもいろいろな種類がある。また、側面から見て先端の盛り上がったものや、側面の角にあるものもある。
トウキャップ
トウキャップ(toe cap)とは、靴の爪先、先端に切り替える部分、爪先飾り革。
トウシューズ
トウシューズ(toe shoes)とは、サテン地や柔らかい革で作られたバレエのトウダンス用に履く靴。
爪先立ちが出来るように特殊な芯で固め、履き口にリボン上のひもがついて足首に巻きつけて結ぶ。ヒールのないフラットな靴。
トゥメダリオン
トゥメダリオンとは靴の爪先飾りの1種。 穴飾りのこと。ストレートチップやウイングチップと組み合わせて用いられることが多い。トラディショナル調の靴に多く見られるもの。
ドクターシューズ
ドクターシューズとは、甲を深く覆った甲革と、かかとからそれを覆うように伸びた腰革がサイドでV字形に重なるようになったスリッポン式の紳士靴のことを指す。
本来は医者の室内履きとして履かれていたもので、先の尖ったデザインが特徴的。
登山靴
登山靴(とざんぐつ)とは、甲は、耐久性、耐水性に優れた厚手の革、または部分的に布、繊維なども用い、編み上げたタイプのひも締めブーツで、底は、厚い革に鋲(びょう)を打ち付けるものや、合成ゴムで出来ており、登山用に意匠がつけられたものである。登山靴の総称。マウンテンシューズともいう。
トップブーツ
トップブーツ(top boots)とは、履き口上部に飾りのついた長靴で、乗馬や狩猟などに用いられる。ほかに魚釣りのときにも使われる。
トップリフト
トップリフト(top lift)とは、ヒールの最先端の接地する部分のことで、現在では合成ゴムを用いることが多い。化粧革ともいわれ、履き減らしたら交換も可能である。
トレッキングシューズ
トレッキングシューズ(trekking shoes)とは、山歩き用の靴で、甲は革または部分的に布、繊維を用い、ひもで結ぶタイプのもの。底に滑り止めがついている。
トレッキングブーツ、ウォーキングブーツともいう。耐水性、耐久性にも富んでいる。デザイン面でもバリエーションが多く、タウンシューズとしてもはかれている。
ドレスシューズ
ドレスシューズ(dress shoes)とは、夜会や、社交用に履くドレッシーな靴のことをいうが、また、カジュアルな靴に対して、フォーマルな靴の意味もある。
ヒールがやや高く、細めになっているものが多い。カーフやキッドなどの繊細で高級感のある素材が用いられる。
ドレスブーツ
ドレスブーツとはドレッシーな雰囲気をもつブーツの総称。中でもくるぶしより少し深めの革製のデミブーツ(アンクルブーツ)をさすことが多い。サイドゴアやストラップを特徴としたものもある。
中敷
中敷とは、靴の内側にあるインソール(中底)の上に貼り付けられる革や合成樹脂、布などの敷物のことを指す。
ナースシューズ
ナースシューズとは、看護師が履く靴のことで、キャンバスや革、合成皮革などの白いカッターシューズのことを指す。
歩く際に音がしないゴム底が特徴で、これはナイチンゲールが考案したものとされている。
パイクドシューズ
パイクドシューズとは、つま先が極端に長く細く尖ったデザインの靴を指す。
「パイクド」には「先が尖った」という意味があり、中世に見られるプレーヌやクラコーと呼ばれる、先端を鎖などで足首につないだり、上にそり返させたものなど、様々な形が見られた。
ハイソールスニーカー
ハイソールスニーカーとは、ソールを高くしたスニーカーのことをさす。通常のスニーカーに比べて5~6cm高い靴底が特徴的。
ハイバス
ハイバスとは、「ハイバスケットシューズ」を省略したもの。これはバスケットボール専用のスニーカーで、足首を保護するためのハイカットデザインが特徴として挙げられる。
ローバスケットシューズ(短靴型)もあり、これは「ローバス」と呼ばれる。
キャンバス、革、合成皮革製などがあり、中底部分には足や関節への衝撃を軽減させるために様々な工夫が施されている。
ファッション性、デザイン性にも富んでおり、タウンシューズとしても利用されている。
ハイヒール
ハイヒール(high heel)とは、7cm以上の婦人靴のかかとで、ドレスアップするときに用いるパンプスや、サンダルなどにつけられる。背が高くなり、スタイルがよくなるが、歩行用には向かない。ローヒールに対する語。
ハイライザー
ハイライザーとは、股上が深いズボンを指すこともあるが、靴のデザインの場合はトップラインまたはタン(舌革)が高く上がっているものを指す。
バギーブーツ
バギーブーツとは、筒形で足にフィットせずにだぶついたデザインのブーツを指す。
バギーには「袋のような、だぶだぶの」とう意味があり、履き口から下の筒の部分をたるませたデザインのものをいう。
バケットトップ
バケットトップ(bucket top)とは、17世紀の騎士の靴にみられるような上部がバケツのように広がったブーツ。非常にクラシックなブーツの一つ。キャバリエブーツともいう。
バスケットシューズ
バスケットシューズ(basket shoes)とは、バスケットボール用のスポーツシューズでキャンパス、革、合成皮革製などがあり、底部には衝撃を和らげるために工夫が施されている。
足首までのブーツ型と,低い短靴型があり、編み上げタイプとなっている。1950年代のアメリカのストリートファッションとして若者に愛好された。
バックストラップシューズ
バックストラップシューズ(back strap shoes)とは、かかとの後部に足を固定する革ひもがついている靴。主に婦人服に多く見られる。スリングバック、バックベルト、バックバンドともいわれる。
バックレスサンダル
バックレスサンダル(backless sandal)とは、かかと部分を露出し、足を固定するストラップがついていないサンダル。その総称。ミュールの形をしたものが多い。
バナナヒール
バナナヒールとは、かかとからヒールにかけてのカーブが綺麗に弓状のシルエットを描いたハイヒールのことを指すもので、その形がバナナに似ていることからこの名前が付けられた。
ハーフブーツ
ハーフブーツ(half boots)とは、履き口の上部が、ふくらはぎの中間くらいの深さまでのブーツ。日本語で半長靴(はんちょうか)のこと。
バブーシュ
バブーシュ(babouche)とは、トルコの室内履きで、革または布の甲に、金や銀の刺繍、ビーズ模様などが施してのが特徴。爪先はとがって反り返っており、かかと部は開いてスリッパ状になっている。民族靴の一種。
バルブトー
バルブトー(bulb toe)とは、丸い球状のような靴。つまり、おでこ靴の爪先のこと。
バルモラル
バルモラル(Balmoral)とは、履き口がV字型に開いてこの部分に鳩目の穴があり、ひもで締める形式の靴。オクスフォードシューズ?に見られる形式のひとつ。
19世紀中ごろ英国王室の御用邸があるスコットランドのバルモラル城で、ビクトリア女王の夫君アルバール公がこのデザインを好み、20世紀になって一般化した。対照的なブッチャーに対して内羽根式ともいう。
バレエシューズ
バレエシューズ(ballet shoes)とは、バレエの踊り手が履く靴で、甲に一本のベルトがついた軽いものや、長いリボンがついたトウシューズなどがある。爪先は丈夫に出来ていて、ヒールはない。
ハンティングブーツ
ハンティングブーツ(huntting boots)とは、狩猟用のブーツのこと。甲は撥水性のある革、またはゴムで、ひも結び式が多く、底は水にもつよい合成ゴム、または革に補強されたものなどがつけられいている。
アメリカ東部メイン州のL.L.ビーン社製のものが特に有名で、これをメインハンティングシューともよんで、この種の靴の基本形としている。
バンプ
バンプ(vamp)とは、靴の甲の前部、爪先までの部分をいう。爪先革ともいう。より正確には、つま先の飾り(チップ)と腰革(クォーター)との間の部分をいい、これらの部分がなく、ひと続きになったものをワンピースバンプとよんでいる。
パンプス
パンプス(pumps)とは、ひもの留め金具を用いないで着脱できる浅い履き口の靴の総称。婦人靴の総称。本来は舞踏会用として履かれたものであるが、今日では、タウン用、通勤用としても履かれる一般的な靴となった。
婦人用には各種の高さのヒールがある。婦人のフォーマル用はヒールの高いものを、また、紳士のタキシードにはヒールの低いものを履く。パンプスは米国の名称で、英国ではコートシューズ(court shoes)という。イブニングパンプス、オープントードパンプス、ストラップパンプスなどがある。
ヒール
ヒール(heel)とは、靴の後部でかかとの位置につけられる台状の部分。かかとの意。足や靴にかかる体重を底とともに支える、歩行の際には重要な部分である。材料は革、合成ゴム、プラスチック、木、金属などが使われる。
ピース
ピースとは「断片、部分、部品」などの意味を持つもので、靴の場合はシャンクピースのことを指す。
これは底の土踏まずの部分を補強するために、中底に挿入したり取り付けたりするための木や竹、鉄、合成樹脂などの断片のことを指す。
また、ピースには「接合する」という意味もあり、現在では靴底とアッパーの接合部分や、縁まわりに付けられるテープ状の細革などを指す場合が多いとされている。
ビーチサンダル
ビーチサンダル(beach sandal)とは、海浜やプールサイドで履くサンダルのことで、低めのヒールや水にぬれても丈夫なビニールや、ゴムで作られた草履のような花結び式のサンダルである。
サーファーに愛用される色鮮やかなゴム草履のビーチコマーもこの一種。
ビジカジュシューズ
ビジカジュシューズとは、「ビジネスとカジュアル両方の機能を兼ね備えた靴」という意味をもつもので、外観はビジネスシューズだが、軽いゴム底とソフトな皮革使いなどで履き心地はカジュアル、という特徴がある。
「ビジカジュ」とは、ビジネスとカジュアルを組み合わせて作られた、日本的な新造語。
ビットモカシン
ビットモカシンとは、ローファーの一種。
甲の飾りベルトにビットと呼ばれる馬具の「はみ(馬の口にくわえさせるくつわの一部分)」をモチーフとした金具を取り付けた靴のことを指す。
イタリアモカと呼ばれる場合もあるが、本来は馬具商を創業したことから始まった老舗ブランドの「グッチ」がつくったころから、グッチローファーズと呼ばれるようになった。
ビットローファー
ビットローファー(bit loafer)とは、馬具の一種である轡(くつわ)のはみの形をした飾り金具を甲の上のベルト部分につけたローファー形のスリッポン靴のこと。イタリアの馬具・鞄メーカーのグッチが靴やバックの飾りに採用して有名になった。
ビービースニーカー
ビービースニーカーとはブラックバスケットスニーカーの略称。 黒のバスケットシューズのこと。バスケットシューズは多く白のキャンバス地を使うが、これはファッション的な意味を込めて作られたもの。
ビブラムソール
ビブラムソール(Vibram sole)とは、イタリアのビブラム社製のスパイクタイヤのようにはっきりした凹凸模様のあるゴム底のことで、同社が作る登山靴、スキー靴などのゴム底が、機能的に独特の意匠があるため、世界的に広まったもので、現在では各種の合成ゴム底がつけられている。イタリアンビブラムともよばれる。
ビルトアップヒール
ビルトアップヒール(built-up heel)とは、革を積み上げたヒール。
ピナフォアヒール
ピナフォアヒール(pinafore heel)とは、くさび型のウェッジヒールの一種で、ヒールの接地部分と、底の踏みつけ部分との中間が、一枚つづきとなっていて、アーチ状にくれているもので、婦人靴や子ども靴のヒールに用いられている。ビナフォアとは幼児用のエプロンの名。
ピンヒール
ピンヒール(pin heel)とは、針の先のような細いという意味から、先端の細いハイヒールのこと。
婦人用パンプスによく見られるもので釘のような先細りとなったスパイクヒールもこの一種。ほかにもスティレットーヒールと呼ばれるデザインもある。
フォーマルシューズ
フォーマルシューズとはフォーマルウェアに合わせるごくドレッシーな靴の総称。 エナメルのパンプスなど代表的なものである。
フレンチヒール
フレンチヒール(French heel)とは、付け根が太く、ヒールの外側と内側が大きくカーブし、先が細くなったルイヒールと同じスタイルのエレガントなヒール。
フィットネスシューズ
フィットネスシューズ(fitness shoes)とは、健康と体力づくりのために運動するときの靴で、スニーカータイプのものが多い。
特にエアロビクス用のものをいうことが多く、エアロビクスシューズとかエクササイズシューズの名称もある。軽量で、激しい運動の際にも身体や足に負担がかからないような構造となっている。
フィットブーツ
フィットブーツとは、足にフィットするデザインのブーツを総称したもの。
婦人用のロングブーツに多く見られるもので、編み上げ式やサイドファスナー式などの種類があり、エレガントな雰囲気のある細身のデザインが特徴的。
ブーツ
ブーツ(boots)とは、足のくるぶしよりも深くカバーする靴のこと。深靴。形状には、ひもで締める編み上げ靴からファスナーの開閉によって着脱するタイプ、またルーズフィットのタイプがある。
ブーツの種類には、くるぶし丈のチャッカブーツ、側面にゴムのあるチェルシーブーツ、乗馬用のライディングブーツ、作業用のワークブーツなどがある。
またブーツの素材としては革、布、ビニール、ゴムなどが用いられる。1960年代後半のミニスカートの流行とともに、街ではくファッショナブルなアクセサリーとして登場した。長靴というと、日本でのゴム長などの特殊な靴をさすことが多い。
ブーツカット
ブーツカットとは、ブーツを履きやすいようにまた履いたときの裾のシルエットがキレイにでるように作られたジーンズやパンツのことを指す。特にウエスタンブーツとセットで利用する定番的なアイテムの一つとされている。
ブッシュブーツ
ブッシュブーツとはくるぶしの上までのブーツで、サイドに伸縮性のある布が付けられたスリッポン型のもの。正式にはオーストラリアンブッシュブーツという。
フットウェア
フットウェア(foot waer)とは、履物の総称。開放的な履物であるサンダルや、閉塞的な履物であるシューズ、さらに丈の長いブーツ、短靴、パンプス、スリッパなどがあり、素材は革や布、木、ゴム、プラスチックなどがある。フットギアともいう。
ブーティ
ブーティ(bootee)とは、婦人の防寒とおしゃれを兼ねた短いくるぶし丈のブーツで、毛皮などを履き口につけ、底はゴムなどが多い。子供用の編み上げ靴もこの一種。これらよりもさらに短いものをデミブーツとかセミブーツとか呼ぶことがある。
船底ヒール
船底ヒール(ふなぞこひーる)靴底がくさび型になっているもの。
ブラッチャー
ブラッチャー(Blucher)とは、靴の履き靴の形式のこと。オクスフォードシューズ?に見られる甲部の形式の一つ。
1810年プロシャ軍のブリュッヘル将軍が軍靴に用いたといわれることから英語読みでブラッチャーと名づけられた。履き口が外に開いてひもを通し、締めるタイプのもので、外羽根式やトンビとも呼ばれる。英国ではダービーという。バルモラルよりもスポーティとされている。
フラットヒール
フラットヒール(flat heel)とは、1.5cmくらいの低いヒール。一枚の革をそのままヒールのシート部につけるものはシングルリフトヒールともいい、俗に「一枚かかと」とも呼ばれる。
プラットフォームシューズ
プラットフォームシューズ(platform shoes)とは、靴の底部に挿入した厚めの台状の芯を甲の底部周辺に縫いつけた、甲と同じ、または、色・質の異なった素材でカバーして接地面に表底を貼り付けた製法(カリフォルニア式)の靴のこと。
または、外観がこれと同じように加工したもの。フレアパンツを着用すると、靴がパンツの中に隠れてしまい、外見上の足の長さが強調される効果もある。
プラットフォームソール
プラットフォームソール(platform sole)とは、プラットフォームシューズの底の部分のこと。カリフォルニア式製法の底のように、台状の芯の側面を、同じ革、または、異素材でカバーするとして靴底としたもの。底の厚さは薄いものから厚いものまでさまざまな種類がある。
フランジヒール
フランジヒール(flange heel)とは、フランジは「突き出た縁」や「つば」の意味で、床面に接する面が広がったヒールのこと。
ブルドッグトゥ
ブルドッグトゥとは靴の爪先型のひとつで、大きく盛り上がった感じのラウンドトゥをいう。ボールドタイプのタウンシューズに多いデザインである。
プレーントウ
プレーントウ(plain toe)とは、爪先の切り替えのはぎ目もステッチもない無飾りのデザイン。オクスフォードシューズ?の最も一般的なつま先型とされている。このタイプの紳士靴はドレッシーな趣があり、フォーマルな用途に多く使われる。
プレーンパンプス
プレーンパンプス(plain pumps)とは、甲部にも爪先にも、何の飾りもないパンプス。ごく普通に丸くくった、もっともシンプルなデザイン。
フレンチライン
フレンチラインとは靴の爪先(トゥ)の形で、四角にカットしたもの。 フレンチコンチネンタルの代表的な靴デザイン。対してアメリカントラディショナルのものは太くて丸くなっている。
ブローガン
ブローガンとは頑丈な靴底を特徴としたくるぶしまでの高さの作業靴のこと。
ブローグ
ブローグ(brogue)とは、もともと、なめしていない粗末なカーフで作られていた丈夫な靴で、アイルランド人がはいていた。穴飾り、ぎざぎざ飾り、爪先のW飾りなどがある。男性用の重厚な感じの英国調短靴。デザイン的に省略のないタイプを「フルブローグ」と呼ぶ。
ブロックヒール
ブロックヒール(block heel)とは、ブロックが塊、木片、まき割りの台のようなもので、ヒールの形が垂直で太いもののこと。
ストレートヒールともいわれ、通常5cm前後の中ヒールから8cmぐらいのハイヒールまであり、ヒールの高いものは底の踏みつけ部がプラットフォームになったもの。
ブロッセルクリーパー
ブロッセルクリーパーとは、分厚いラバーソールを特徴とするメンズシューズの俗称である。
ブロッセル(売春宿)クリーバー(忍び歩き)とは、足音をたてずに歩くのに適した靴という意味から名付けられたもの。
ヘップバーンサンダル
ヘップバーンサンダル(Hepburn sandal)とは、映画女優オードリーヘップバーンの名がつけられたヘップバーンサンダルのことを履物業界で呼ぶ俗称。
ビニールなどの素材を用い、爪先の後部が開放されているウェッジヒールがついている。現在では比較的安価な合成革や布製のサンダルをこうよんでいる。
ベアフットサンダル
ベアフットサンダル(barefoot sandal)とは、素足が多く露出するようなデザインの簡単なサンダル。甲にまかれるストラップが細いものや、一部透明な素材などを用いたものがある。
ベンハーサンダル
ベンハーサンダル(Ben Hur sandal)とは、映画「ベンハー」にみられるような古代風なサンダル。底が平らで鼻緒式のカジュアルなデザインのもの。
革そのほかの素材でつくられ、いろもさまざまである。男性的なラフな感覚でつくられたものを、別にスパルタカスサンダルとよぶ。なおこのタイプの婦人、子供用のものをローマンサンダルということもある。
ぺコスブーツ
ぺコスブーツ(Pecos boots)とは、元来はオールレザーやべロア革を用いた爪先の太い農作業用の靴であるが、最近ではタウン用にはかれることもある。
もともとは米国のレッドウィング社の商標名だったが一般に知られるようになった。つま先に鉄板をいれた安全性に優れたものをオリジナルとしている。
ペニーローファー
ペニーローファー(penny loafer)とは、爪先がモカシン形のスリッポンで、こうのにベルトに開けられた切込みに銅貨(ペニー)をはさみ込めるもの。コインローファーと同じ。
ローファーとはなまけものという意味であり、ひもを用いずに、着脱できる靴のことをいう。現在ではアイビールックを代表する靴として、またカジュアルシューズとして男女ともに広く用いられている。中学・高校生の制服に採用されていることが多い。
ヘビーソール
ヘビーソールとは単にヒール(かかと)が高いだけでなく靴底全体が厚く重い感じのものを呼ぶ言葉。
ベロウズタン
ベロウズタンとは靴の舌革の両脇に付けたヒダのこと。 水、ホコリなどを防ぐためにつけられる。
ベンチメードシューズ
ベンチメードシューズとは老練な靴職人によって手作りされた、手の込んだ靴をいう。
ベンチレーテッドシューズ
ベンチレーテッドシューズとは穴をとるなどして空気の流通をよくした靴の総称。
ポインティドトウ
ポインティドトウ(pointed toe)とは、とがったの意味で、細くとがったの爪先のこと。ラウンドトウと対比的に使われ、イタリアンカットということもある。
ポストマンシューズ
ポストマンシューズとは、しっかりした作りのプレーントウ型オックスフォードシューズの総称。
郵便配達人(ポストマン)が履いているような靴であることから名づけられたもので、これはアメリカの靴メーカーであるレッドウイング社の商品名である。現在は伝統的な靴として履かれている。
ボタンブーツ
ボタンブーツ(button boots)とは、釦留めのブーツの総称。
もとはひもやファスナーなどをつかわないで、脇のあきや前部を釦で留めて履くようにしたものだが、現在では装飾として釦を付け、脇のファスナーをあけて履くものである。
ショートブーツ型が多く、特に1900年代などの礼装にみられたほか、レインブーツのデザインなどにも用いられる。
ホワイトバックス
ホワイトバックスとは、ホワイトバックスキンシューズを省略した名称。
これは城のバックスキン(鹿革)でつくられ、白のチョークで仕上られたオックスフォード型の靴(紐結び式短靴)、またはそれに似せられてつくったカーフのヌバックの靴のこと。
靴底は赤土色のラバーソールである場合が多い。
マクラック
マクラックとは、オットセイの毛皮などで作られたカジュアルな雰囲気のショートブーツのこと。 靴底以外の部分が毛皮で覆われており、アフタースキーなどに用いられることが多い。
マッケイ製法
マッケイ製法とは、靴の製法の一種で、マッケイは発明者の名前に由来していると考えられている。
アッパー、中底、表底を一緒に糸で縫いつける方法で、こば(靴底の縁周り)がなく中底に縫い糸が見えることが特徴的で、グッドイヤーウェルト製法と同様に重厚なつくりとなっている。
表底、中底、アッパー(靴底以外の部分)に良質の革が使われているものが多く、構造が簡単なことから軽さがあり、足にフィットするため新仕様高級靴に多く用いられていることが多い。
マリンブーツ
マリンブーツとは、一般的にはヨット用のゴム製のブーツのことを指す。
ネイビーブルー、白、黄色などのカラフルな色彩が使われることが多く、膝下丈のブーツが多く見られる。
履き口は色を変えたトップブーツ型や布製のもの、水の侵入を防ぐために紐結びにしたものなどがある。
ミュール
ミュール(mule)とは、足を滑り込ませて履くスリッパの一種で、かかとを固定するストラップがないサンダル形式のもの。
昔ヨーロッパで泥よけのために靴の上にはいたり、寝室履きに用いられたが、18世紀にヒールが高くなった。バックレスサンダルともいう。ミュルともいう。
メダリオンシューズ
メダリオンシューズ(medallion shoes)のメダリオンとは円形の飾り模様などのことで、靴の爪先革先端などに穴を多数開けてデザインした靴。おもに男性の靴に見られる。
メタルスリッポン
メタルスリッポンとは甲にメタル(金属飾り)を取り付けたスリッポンシューズの総称。
メッシュシューズ
メッシュシューズ(mesh shoes)とは、革の細いひも、またはナイロンひもなどを網目のように編んで靴の甲を加工したもので、通気性がいいので夏用の靴などに用いられる。
モカシン
モカシン(moccasins)とは、かかと無しの柔らかい革でできた、もともとアメリカインディアンが履いた短靴の一種で、底革と腰革が一枚革からなっており、爪先にU字型の甲革を当て縫い合わせる。
北米のインディアンは、これにビーズの刺繍を施したり、履き口に折り返しのカフカをつけ、後ろで結んだりする。
この形は今日米国では狩猟に携わる人々に履かれるほか、若者にプレーシューズとして愛好され、他方、底革を別に付けた近代量産のモカシンの形で短靴は、一般にはカジュアル用として広く世界中に履かれている。なお、モカシンには、ノルウェー式のノルウィージャンモカシンもある。
モカシン
モカシン(moccasins)とは、かかと無しの柔らかい革でできた、もともとアメリカインディアンが履いた短靴の一種で、底革と腰革が一枚革からなっており、爪先にU字型の甲革を当て縫い合わせる。
北米のインディアンは、これにビーズの刺繍を施したり、履き口に折り返しのカフカをつけ、後ろで結んだりする。
この形は今日米国では狩猟に携わる人々に履かれるほか、若者にプレーシューズとして愛好され、他方、底革を別に付けた近代量産のモカシンの形で短靴は、一般にはカジュアル用として広く世界中に履かれている。なお、モカシンには、ノルウェー式のノルウィージャンモカシンもある。
モンキーブーツ
モンキーブーツとは、ワークブーツの一種で、甲部両サイドに施されたステッチが、正面から見たときに猿の顔に見えることから名付けられたとされている。
履き口の深さはくるぶしよりも上で、フランスのCEBO(セボ)社のモンキーブーツが有名である。
モンクシューズ
モンクシューズ(monk shoes)とは、15世紀にアルプスに住む修道僧が考えついたといわれる外側にある大きなバックルのついた靴。べルトとバックルで甲の高さを調節できる機能的なデザインとなっている。
モンクストラップ
モンクストラップとは甲部分にバックルとベルトがついた靴。 モンクとはヨーロッパの修道僧のこと。
モンクフロントシューズ
モンクフロントシューズとは、モンクストラップと呼ばれるバックル留めの革帯が甲部に付けられた短靴、またはアンクルブーツの総称である。
モンクストラップシューズとも呼ばれ、尾錠(びじょう)式の靴としてオックスフォードシューズ(紐結び式短靴)、スリッポン(紐なし式)と並んで、紳士靴の基本形の一つとして知られている。
モンクには「修道僧」という意味があり、15世紀頃、アルプスの修道僧によって考えられたことこからこの名前が付いたとされている。バックルシューズと呼ばれることもある。
ユーチップ
ユーチップ(U-tip)とは、靴の爪先甲部にU字形の切り替えまたはステッチ飾りのある靴のことで、モカシン飾りともいう。モカシントウともよぶ。
ユーチップタッセル
ユーチップタッセルとはユーチップにタッセル(房飾り)の付いた靴のこと。
ヨットラインスニーカー
ヨットラインスニーカーとは靴底の上部にロープ、甲に紺や赤などのストライプを特徴としたラフなスニーカー。
ライディングブーツ
ライディングブーツ(riding boots)とは、乗馬用の深靴のこと。膝下まである長い靴からくるぶし上の足首までの形式のものまである。か
かとに拍車を取り付けられることができる。現在ではこれが原型として、さまざまなデザインのロングブーツがあらわされている。
ラウンドスクエアトウ
ラウンドスクエアトウとは、ラウンドトウとスクエアトウの中間型で、角形の角に丸みのあるつま先型のことを指す。ブラントトウと呼ばれることもある。
ラウンドトゥ
ラウンドトゥとは靴の爪先のデザインで、丸い型になったもの。
ラギッドソール
ラギッドソールとは、滑り止めの凹凸を付けたゴム底のことを指す。登山靴やワークブーツなどに用いられることが多く、略してラグソールと呼ばれる場合もある。
ラスト
ラストとは、木型や靴型のことを指す。
これらは靴をつくるための原型とされるもので、木や合成樹脂、金属などを足の形に基づいて造形する。
ラバーソール
ラバーソール(rubber sole)とは、天然ゴムや、合成ゴムで作られた靴底の総称。天然ゴムのものは、クレープ状で柔らかいが油に弱い。
合成ゴムのようなものは、軟質なものや、硬質で革のようなものまであり、滑りにくく耐久性がある。軽くて歩きやすいのが特徴で、カジュアルな靴に多用されている。
リサイクルシューズ
リサイクルシューズとは、廃品を再生利用して作られた靴のこと。
使えなくなった古いタイヤを粉末状にしてソールに用いたり、ペットボトルを生かした再生ポリエステルをアッパーの材料に用いるなど、多くの工夫が施される。
エコロジーを意識する生産者、またはそれを選択する消費者の影響がファッションに及んだもので、注目を集めている。
リフト
リフトとは、靴のヒールの一部で、磨耗などを防ぐために地面に接するヒール部分の先端に取り付けられたもの。
現在では合成ゴムや合成樹脂が取り付けられていることが多いが、以前は革などが用いられた部分でもある。「トップリフト」が正式名称。
リングブーツ
リングブーツとは、足首の周りに金属性のリングを取り付けたデザインのロングブーツのこと。
ウエスタンブーツやウェリントンブーツに似た、太めのシルエットと、ブタ鼻と呼ばれるつま先が特徴として挙げられる。エンジニアブーツと呼ばれることもある。
ルイヒール
ルイヒール(Louis heel)とは、ルイフィフティーンヒールともいわれ、ルイ15世の頃フランスで流行した婦人靴のヒール。付け根が太く、中ほどがくびれ、先が細くなったもので、後部が前方にカーブし、また前部も、底面にカーブして連続している形のもの。
ルームシューズ
ルームシューズとは、部屋の中で履くための履き物の総称。
スリッパとは区別されるもので、靴底が付いており、作りがしっかりしているものや、足を覆う形のものを指す場合が多い。
レインシューズ
レインシューズ(rain shoes)とは、雨降りに外出する際に履く防水性のあるゴムやビニール製の靴のことで、ブーツ形式のものが多い。雨靴の総称。アンクルブーツ型のものなどがある。
レジャーシューズ
レジャーシューズとはカジュアルウェア向きのソフトで快適な靴の総称。
レースアップ
レースアップとは、紐結びのことで、靴の紐結びや、シャツのデザインなどをに用いられることもある。
レースアップブーツ
レースアップブーツ(lace up boots)とは、前か側面のどちらかで、ひもで締めるようになった長靴のこと。レースドブーツともいう。レースの飾りをつけたブーツではない点に注意。オクスフォードシューズ?などはこの代表的なもの。
レースツートゥスニーカー
レースツートゥスニーカーとはスニーカーの1種で、紐結びの部分が爪先まで大きくとられてるブラッチャー型のもの。それだけアイレット(鳩目)も多くなる。
レプタイルシューズ
レプタイルとは「爬虫類」の意味を持つもので、レプタイルシューズとはヘビやワニなど、爬虫類の革で作られた靴を総称したもの。
ローファー
ローファー(loafer)とは、なまけものの意味で、紐を用いずに着脱できるモカシン型のスリッポンの総称。
甲のベルトの切れ目に銅貨はさむことの出来るものをペニーローファーといい、これが代表的なものである。
簡単に着脱できるところから、靴メーカーの商品名として用いられたものが次第に一般化し、現在ではこの種の靴を総称していうようになった。
別の商品名からきた、ウィージュンズと呼ばれることもあるが、これはノルウィージャンモカシン(ノルウェー式のモカシン)に由来している。
ローファーズ
ローファーズとはモカシンタイプのスリッポンシューズの別称。 本来、靴メーカーの商標であったが、現在では一般化しカジュアルな靴として広く愛用されている。
ディテールの変化も多いが、その代表的なものはコインローファーズまたはペニーローファー(甲にバンドがあり、そこに硬貨をはめることができる)、タッセルローファーまたモカシンローファー(房飾り付き)、グッチローファー(金属飾り付き)などである。
別に、「ウィージャンズ」とも呼ぶが、これはかつてノーウィージャンモカシン、ノーウィージャンスリッパーズ(共にノルウェー型のモカシンシューズの意)と呼ばれていたことにちなんだ、これまたメーカーの商標名である。
ロープドソール
ロープドソールとはデッキシューズ(船の甲板ではく用途をもったスポーツシューズ)やエスパドリーユにみられる、靴底にロープ(縄)をあしらった軽快な靴のこと。
ローマンサンダル
ローマンサンダル(Roman sandal)とは、古代のローマで履かれたようなサンダル。ヒールのない平たい底で革ひもを甲に巻きつけるタイプのもの。
ロンドンブーツ
ロンドンブーツとは、靴底とヒールが高く、厚みを持ったロングブーツのこと。
ユニオンジャック(イギリスの国旗)や爬虫類を部分使いにしたものなど、派手なデザインのものが代表的。
ワークブーツ
ワークブーツ(work boots)とは、作業用の靴、くるぶしより深い編み上げ靴のタイプのタイプのものが多く、爪先は太く、厚手の牛革が用いられ、底は合成ゴムが用いられている。
レッドウィング社の赤茶系のものが有名。最近では作業用のほかに、カジュアル用にも使われている。
ワラチ
ワラチ(huarache)とは、メキシコの民族的な履き物で、平らな革底に爪先甲部から側面へ革のひもを編んでかかと部でつなげたサンダル。リゾートやカジュアル用にも使われている。日本のわらじが原形にされたという説もある。
ワラビー
ワラビー(wallaby)とは、カンガルー科の動物の名で、モカシン形の靴につけられたメーカーの商品名から広まったもの。
爪先はオブリーク(斜角)で二つ鳩目のひも結びタイプのブーツ、または短靴で、そこに天然ゴムのクレープソールがつけられている。オリジナルはイギリスの名門靴メーカー、クラークス社の製品とされている。もともとスエード製で、色はサンドベージュなど。
ワンピースパンプ
ワンピースパンプとは、甲部が1枚の革でできた紳士靴。紐結び式で、黒革のものが典型的な靴として知られている。
ワンマイルシューズ
ワンマイルシューズとは、1マイル(約1.6km)の距離を歩く靴、という意味を持つもので、カジュアルな靴を総称したもの。
これはスニーカーだけでなく、ゴム底のスリッポンなど、簡単な作りのもの、気軽に履いて出かけられるものを指す場合が多い。
シューズとは履き物で、足全体を包む閉塞性のものをいう。また、靴全体の総称でもある。
特には菊池がくるぶし以下のものを指す場合が多く、日本語ではこれを短靴(たんぐつ)または、浅靴(あさぐつ)と呼ぶ。
Tストラップ
Tストラップとは、T字型のストラップのこと。
つま先革から延びたストラップと、インステップを横断するT字型のストラップのことを指す。
Uチップ
Uチップとは、つま先部分に縫い目などでU字形の飾りを付けたもの、またはU字形に切り替えたものを指す。U字形に切り替えたものは「モカシントウ」とも呼ばれる。
アウトソール
アウトソール(out sole)とは、靴底のなかで最も外側の地面に直接触れる部分。靴底のこと。タンニン鞣しの牛革、合成ゴム、ポリウレタン樹脂などが用いられる。
本底(ほんぞこ)または、表底(おもてぞこ)ともいう。川底のほかにゴム底(ラバーソール)、ウレタンソール、木やジェートの底などがある。
アークティックブーツ
アークティックブーツ(arctic boots)とはビニール、フェルト、ゴムなどでつくられている深靴のことで、極地用の防寒靴のこと。靴の上に履くオーバーシューズの形式のものもある。
アグレット
アグレットとは、靴の鳩目穴(はとめあな)に通しやすいように靴紐の先に付けられた小さな鞘のこと。先金具とも呼ばれる。
浅靴
浅靴(あさぐつ)とは履き口の深さが浅い靴の総称で、主にパンプスなどが浅靴の代表的な靴。
アースシューズ
アースシューズ(earth shoes)とは大地を踏みしめて歩くということでのアース(地球または大地の意味)の名がついたもの。
ウォーキングシューズの一種で、靴底がやや低くなっているゴム製のフラットソール(平底)が特徴。
人間工学に基づいた、健康に良い靴として、1970年代から根強い愛好者が出現している。
アースシューズ
アースシューズ(earth shoes)とは大地を踏みしめて歩くということでのアース(地球または大地の意味)の名がついたもの。
ウォーキングシューズの一種で、靴底がやや低くなっているゴム製のフラットソール(平底)が特徴。
人間工学に基づいた、健康に良い靴として、1970年代から根強い愛好者が出現している。
アッパー
アッパーとは、靴の形状における靴底を除いた上の部分のことを指す。製甲(せいこう)とも呼ばれる。
靴におけるそのファッション性については、ほとんどがこのアッパー部分できまるとも言ってよい。表甲、裏甲、先芯、月型などで構成される。
編み上げサンダル
編み上げサンダルとは、長い紐を使って、それを足首や下肢部分に巻きつけて固定するようにしたサンダルのこと。主に夏の女性用サンダルに見られる形式。
アーモンドトゥ
アーモンドトゥとは、靴のつま先のデザインの一つ。アーモンドのようにほっそりとした形をしたトゥのことをさす。
イタリアの靴のデザインに多いタイプ。アーモンドチップとも呼ばれることがある。
アルパーガータ
アルパーガータ(alpargata)とは、ジュート麻などの軽い縄底に、キャンバス地などで甲を覆った、フランスの民族靴の一種。リゾート用に用いる軽い靴。
もとはフランスやスペインの船乗りや港湾労働者、バスク地方などで履かれていた海兵用のわらじ風のサンダルである。
現在では簡便なリゾートシューズやカジュアルなタウンシューズとして用いられている。甲についた布の紐で足に巻いてとめる形のものもある。
エスパドリエ、エスパドリーユ、エスパドリルとも呼ばれ、スペイン語でアルパルハータともいう。
アルパルハータ
アルパルハータ(alpargata)とは、ジュート麻などの軽い縄底に、キャンバス地などで甲を覆った、フランスの民族靴の一種。リゾート用に用いる軽い靴。
もとはフランスやスペインの船乗りや港湾労働者、バスク地方などで履かれていた海兵用のわらじ風のサンダルである。
現在では簡便なリゾートシューズやカジュアルなタウンシューズとして用いられている。甲についた布の紐で足に巻いてとめる形のものもある。エスパドリエ、エスパドリーユ、エスパドリル、アルパーガータとも呼ぶ。
アンクルストラップ
アンクルストラップとは、足首にまかれるようにデザインされたストラップのこと。
アンクルとは「足首・くるぶし」という意味。こうしたアンクルストラップの付いた靴のことをアンクルストラップシューズなどと呼ぶ。一般的には革などの細いひも状のものが多く用いられる。
アンクルブーツ
アンクルブーツ(ankle boots)とは、足のくるぶしがかぶるぐらいの、あるいはそれよりやや上くらいの深さをもつブーツの総称。
鳩目でひもを結ぶタイプのものや、ファスナーまたはバックルを用いるものもある。チャッカブーツや、チェルシーブーツなどがある。
安全靴
安全靴(あんぜんぐつ)とは、工事現場などで図れる作業靴の一種。ワークブーツ型の靴で落下物などから足を保護するためにつま先部分に金属等の保護材を入れているのが特徴。そのため、重量はあるものの、足に多少のものであれば落としても痛くない。
イタリアンカットシューズ
イタリアンカットシューズとは、イタリア調の靴で、つま先が細くシャープな感じになっており、トゥや底は薄く作られている紳士用・婦人用の靴の総称。
華奢かつエレガントな雰囲気をかもしだすのが特徴。狭義のイタリアンカットシューズはトゥが四角くカッティングされた(スクエアトウ)のものを呼ぶ。
イブニングシューズ
イブニングシューズ(evening shoes)とは、夜のフォーマルな機会用いる靴の総称。イブニングドレスを着るときに履く靴。
女性はドレスにマッチした、優雅で繊細な形のハイヒール、パンプスに代表されることが多く、素材はエナメル、サテン、ドレスと共生地、ゴールドやシルバーなどのメタリック加工を施した革などさまざまなものが見られ、宝石やラインストーンを飾るなど下華やかなデザインのものが多い。 男性は黒エナメル製のオペラパンプス、またはオクスフォードシューズ?に代表される。
インソール
インソールとは、靴底の中で中底(なかぞこ)と呼ばれる部分のこと。靴における土台ともいえる場所のことを指し、主に足を支えるという重要な機能を担っている。
主な素材としてはレザーボード、パルプボードなどが用いられる。
インディアンモカシン
インディアンモカシン(indian moccasin)とは、モカシンをインディアンルックにデザインしたもの。
主に鹿の皮などの1枚の革で、底から脇までをやわらかい一枚革で包むようにつくり、甲部にU字型の革をかぶせ、そのふちを皮ひもではぎ合わせた民芸品的な浅靴が代表的で、甲部にカラフルなビーズや刺繍飾りが施されているものが多い。
現在では、甲にU字形のはぎ合わせのあるカジュアルシューズを広くこう呼ぶ。 もともとモカシンとよばれる靴は北米のインディアンがはいていたものであり、ヒール部分のないスリッポン式の短靴や長靴を総称して呼んだが、その形態や製法も指す。
ウイングチップ
ウイングチップ(wing tip)とはチップ(靴の爪先部分)をW字型(鳥の翼状)に切り替え、小穴飾り(メダリオン)や縫い目飾りなどを施した爪先のデザイン。
中央が尖り、その両脇が弓なりにそったW字型の飾りで、おかめの顔に似ていることから、「おかめ飾り」ともいわれる。
このような飾り革をウイングチップと呼ぶが、靴そのものの名称ともなっており、ウイングチップシューズを「おかめ」とも通称する。トラッドファッションのアイテムのひとつとなっている。
ウエスタンブーツ
ウエスタンブーツ(western boots)とは米国の西部開拓時代からアメリカ西部のカウボーイたちの間で、発展を遂げた独特なデザインの膝下までの革の長靴。
ウエスタンブーツの特徴は、乗馬の際あぶみから靴がはずれたり、すべったりしないように高く、前に傾斜させたカウボーイヒール。細めの爪先。ハート形の履き口。ミュールイア(らばの耳)と呼ばれるプルストラップ。側面や甲の部分にに施されたレリーフ(浮き彫り)や装飾的なステッチなどである。
カウボーイブーツとも呼ばれる。
ウェッジソール
ウェッジソール(wedge sole)とはくさび形の靴底のこと。一般に船底形とも呼ばれる。
かかとが前底までのびて、土踏まず部分も地面に平らに接地し、かかと部分から爪先へ続いた側面から見ると、くさび形をしている。カジュアルな靴やサンダルに用いられる。
ウェッジヒール
ウェッジヒール(wedge heel)とはくさび形のヒールのこと、あるいは、そのヒールのついた靴のこと。
ヒールが前底までのびて、土踏まず部分も接地面が平らなヒール。ウェッジソール、あるいは、舟底型とも呼ばれる。カジュアルな靴やサンダルに用いられる。
ウェリントンブーツ
ウェリントンブーツ(Wellington boots)とは、膝までの丈の乗馬用ブーツ。
主にイギリスの軍靴として用いられたもので、ワーテルローの戦い(1815年)でナポレオン1世を破った、英国のウェリントン将軍といわれたアーサーウェルズリーが履いていた事からこの名がある。
ウォーキングシューズ
ウォーキングシューズ(walking shooes)とは、人間工学的な見地から、歩きやすく機能的につくられた靴の総称。
通気性のある素材、ノンスリップ加工底、吸汗・速乾ライニング、衝撃吸収ヒール、靴ずれ防止のアンクルパッド、また内部構造にも様々な機能が追及されている。旅行やハイキング、タウンシューズとして広く履かれている。
ウォーターマッサージインソール
ウォーターマッサージインソールとは、靴のインソール部分に水が注入されているもので、歩くことにより自然とマッサージ効果を生み出す効果があるインソールのこと。
ウォーターマッサージインソールが導入されている靴をウォーターマッサージシューズとも呼ぶ。
エアシューズ
エアシューズとは、その名前の通り靴の全体に空気層を持たせるような構造となっている靴のことを指す。
クッション性に富むだけでなく軽さもあることからスポーツシューズなどとしても活用されることがある。エアシューズでは、靴の底の部分にエアフローパットと呼ばれる装置を設けることで、靴内部の空気を循環させている。
エアソール
エアソール(air sole)とは、靴の底材が空気を含む構造になっているもの。または、気泡のあるスポンジ底で軽いもの。底の材料に空気を含ませて弾力を持たせている。
エスパドリーユ
エスパドリーユ(espadrille)とは、ジュート麻などの軽い縄底に、キャンバス地などで甲を覆った、フランスの民族靴の一種。リゾート用に用いる軽い靴。
もとはフランスやスペインの船乗りや港湾労働者、バスク地方などで履かれていた海兵用のわらじ風のサンダルである。
現在では簡便なリゾートシューズやカジュアルなタウンシューズとして用いられている。甲についた布の紐で足に巻いてとめる形のものもある。エスパドリエ、エスパドリル、アルパーガータとも呼ぶ。
エッグトゥ
エッグトゥとは靴の爪先型のひとつで、卵のような丸みを帯びた形のもの。
エプロンフロント
エプロンフロントとは甲の紐留め部分だけを色違いにした靴のデザインをいう。
オックスフォードシューズ
オックスフォードシューズ(Oxford shoes)とは、靴の基本型のひとつであり、履き口が紐結び式でくるぶしから下でカットされた「短靴(たんぐつ)」の総称。
17世紀中ごろ(1665年頃から)、イギリスのオクスフォード大学の学生の間で長いブーツを廃して短い靴を履いたことから名づけられ、その短靴を原型としたものである。
19世紀になって、現在のような紐つきの短靴のことを呼ぶようになった。現在ではさまざまなバリエーションが生まれているが、甲部の形によってバルモラル型(内羽根式)とブラッチャー型(外羽根式)の2種に分類される。
おかめ飾り
おかめ飾り(おかめかざり)とは、ウィングチップ?と同意語。
オーストラリアンブーツ
オーストラリアンブーツとは、カンガルーやムートンなどを素材を使用したルーズでシンプルな形をしたブーツで長靴のようなフォルムをしている。比較的ソフトな色使いが多い。
おでこ靴
おでこ靴とは、全体的に丸みがあり、つまさきがふっくらと盛り上がったデザインをしている靴の総称。黒革の紐結び式のものが代表的とされる。
オブリークトゥ
足の指の形に合わせて、つま先が斜めにカットされた靴の事。履き心地が良いので、このタイプの靴は -ComfortType- と呼ばれます。ブランドでは、-BIRKENSTOCK- が大御所。
オープンシャンク
オープンシャンク(open shank)とは、靴のデザインの一種で、土踏まずの横の部分(シャンク)が切り取られ(オープン)ているサンダルの一種。
また、そのような靴(サイドオープンシューズ)の名称でもあり、オープンシャンクシューズともいう。
オープントゥ
オープントゥとはつま先の形状を指す用語の一つ。オープントゥの形状はつま先が切り取られておりその先から足先がのぞくようになっているつま先の形のことを指す。
また、オープントゥということでそうしたデザインの靴全般を指すこともある。
オープンバック
オープンバックとは、靴のかかと部分が切り取られており、かかとが外から見えるようになっている靴の形状のことを指す。またそうしたデザインの靴自体のことを指すこともある。
オペラパンプス
オペラパンプスとは、観劇などで用いる夜用のフォーマルなパンプスのことを指す。エナメル革、サテンなどの生地で作られ全部にリボンなどをあしらったデザインが多い。
婦人用ではハイヒールとなったものが一般的で紳士用黒のエナメル革のデザインが大半。男性用のオペラパンプスはタキシード専用のフォーマルシューズとされている。
カウボーイブーツ
カウボーイブーツ(cowboy boots)とは、ウェスタンブーツ?と同意語。
カウンター
カウンターとは、靴のかかと部分にあたり、素材と裏財の間に入れて足を安定させる目的で利用される半月状の芯部分のこと。その形状から月型とも呼ばれる。
カジュアルシューズ
カジュアルシューズとは明確な区分があるわけではないが、ビジネスシューズ、フォーマルシューズ(ドレスシューズ)と対比させてタウンシューズとして普段使いとして用いられる靴の総称。
カッターシューズ
カッターシューズとは巾の広いカッターボートに似ているのでこの名がある。ごく低いヒールのパンプス型で、散歩用、通学用など軽い気持ちで履くためのもの。
カントリーシューズ
カントリーシューズとは、ハイキングや旅行などに用いることを意図した機能的な靴の総称。
歩きやすさが重視されており、ヒールが低めでまた、靴底はゴム底となっているものが多い。男性向けのカントリーシューズという場合はこのほか、スエード生地やバックスキンなどで作られたオックスフォードシューズを指す場合もある。
キャラバンシューズ
キャラバンシューズとは、主に軽登山などで利用されることを目的とした機能性のある靴のこと。
本来は商品名だが、軽登山用の靴としてキャラバンシューズという名称で呼ばれることが多い。本格的な登山靴と比べて比較的軽量に作られていることが多い。
キャバリエブーツ
キャバリエブーツとはアンクルレングス(くるぶし丈)より少し高めで、はき口が普通のものより広く、かつ折り返されているスタイルのブーツ。ごく柔らかな革で作られる。キャバリエとは「騎士」のこと。
キャンバスシューズ
キャンバスシューズ(canvas shose)とは、帆布(はんぷ)などに使われる厚地のキャンバス地でつくられた靴の総称である。ズック靴、布靴、運動靴などがそれにあたる。ズックはキャンバスの別名「ダック」が訛ったものといわれている。
キャンパスシューズ
キャンパスシューズとはキャンパス、つまり学園内外ではかれる靴の総称だが、日本でいうズック靴の感覚に近い。
キューバンヒール
キューバンヒールとは、全部が靴底に対して垂直となり、後部が前方に傾斜したデザインを特徴とするやや太めのヒールのことを指す。
婦人靴に用いられるのが一般的だが、ウエスタンブーツなどもこのキューバンヒールの特徴が見られる。
ギリー
ギリー(gillies)とは、甲の履き口前部をU字型形に開き、紐を甲部の皮革製の紐環(リング)に通して編み上げるようにした舌革(タン)のない靴。スコットランドを発祥地とする靴の一種である。
もともとは革のループに紐を通したり、紐をくるぶしに巻きつけてはいていたが、今日では普通の紐結び式の靴のようになっている。
ギリーは19世紀末に、スコットランドでキルトを履いて競技をするときなどに用いられた。「従者」の意のスコットランド語からきている。
キルティ
キルティとは靴の甲のはき口から舌革を外に折り曲げて、切り込みを入れた飾りのこと。”キルティタン””ショウルタン”ともいい、ゴルフシューズの飾りによくみられる。
キルティタン
キルティタンとは、靴の甲の履き口部分から舌革を外に折り曲げて、それにギザギザの切り込みを入れてそれを飾りのことを指し、靴の装飾として利用されている。クラシカルな雰囲気がある。
グッドイヤーウェルト製法
グッドイヤーウェルト製法とは、靴を作る製法の一種。靴の製法の中でも非常に複雑な製法となっている。
チャールズ・グッドイヤーという製靴機械の発明者の名前に由来する。こば(靴の内側ふまず上がりから、爪先方向を経由して外側のふまず上がりに至る縁)が張り出しており、縫い糸が見えるようになっているのが特徴。
高級紳士靴に利用されるデザインとなっている。頑丈性と高い安定感がある。
グルカサンダル
グルカサンダルとは、インドの英国傭兵のネパール人兵士(グルカ兵)が着用したと言われている川底のサンダルのこと。デザインとしては甲の部分が皮ひもによりメッシュのように編まれているのが特徴的。
クリスクロスストラップ
クリスクロスストラップとは十字形に交差した皮紐のこと。 ジョドバーブーツなどによく見られるデザイン。
クレープソール
クレープソールとはゴム底靴の場合、滑りやすいといった欠点があり、これを防ぐために縮ませてギザギザをつけた靴底のこと。
クローズトップシューズ
クローズトップシューズとは下部を黒い革、またはパテントレザー(エナメル革)にし、上部をグレーの布地にした釦付き、または紐留めのブーツのこと。
1920年~1930年代の昼間の礼装用に使われた靴である。短靴にスパッツがはじめから付けられたような概観が特徴。
クロッグ
クロッグ(clog)とは、木靴の一種で、きわめて厚い木や厚いコルク底の靴。サンダル型と、スリッポン型の2種類がある。
上の部分に革や布の甲をつけたサンダル状のものや、サボのこともいう。普通はかかとの部分が露出している。
以前クロッグは雨よけ用のオーバーシューズの役も兼ねていたといわれている。木靴はこの他に木をくりぬいて作られた木靴であるサボ、またオランダやベルギーなど水位の低い地方で履かれる爪先が反り返ったクロンペン、泥道を歩くときに靴を履いた足を乗せて用いられる静養足駄(あしだ)のパトンなどがある。
ケミカルシューズ
ケミカルシューズとは、甲に合皮(合成皮革)やビニール、ナイロンといった化学素材を用いて作られた靴の総称。
革靴に比べて安価なことが特徴である。なお、ケミカルシューズという総称は和製英語で日本のみで通用する用語となっている。
コンビネーションシューズ
コンビネーションシューズ(combination shoes)とは靴の爪先部(トー?)や甲、後部や、中央部、前後部などに異なった色や、質感の異なる素材を組み合わせたデザインの靴。
2配色、2素材の組み合わせをいう場合が多い。サドルシューズもその一つである。
ゴアシューズ
ゴアシューズ(gored shoes)とはゴム織り込んだゴア(まち)を履き口の側面や甲に取り付けた短靴。 ゴアはゴム糸を織り込んだ伸縮性のある生地、あるいはこの生地でつくられたまちやベルトのことであり、ブーツやスリッポン、子供靴のディテールなどによく用いられる。
着脱が容易で、フィット感に優れるという特徴がある。サイドゴアブーツ、サイドゴアシューズ、チェルシーブーツなどがある。
ゴアブーツ
ゴアブーツ(gored shoes)とは男子靴の一種で、履き口の両側にゴアを取り付けた深靴。サイドゴアとも呼ぶ。19世紀後半頃から履かれるようになった。
ゴアはゴム糸を織り込んだ伸縮性のある生地、あるいはこの生地でつくられたまちやベルトのことであり、ブーツやスリッポン、子供靴のディテールなどによく用いられる。
こば
こばとは、靴における靴底の縁まわりのことを指す部分のこと。エッジとも呼ばれる。一般的に「こば」という場合は、内側の土踏まずの部分からつま先を通り、外側の土踏まずの部分までの範囲を指す。
ゴルフシューズ
ゴルフシューズとは、その名前の通りゴルフをプレーする際に着用されることを想定された靴のこと。
スイングを支えるために、靴底にはスパイクと呼ばれる突起物が付けられており、甲革についても比較的重量があり、丈夫な素材のものが使われることが多い。
サイドオープン
サイドオープンとは、靴の形状の一つ。その名前の通り靴のサイド部分(一般的には土踏まずの横部分)が切り取られている形状となっているもの。オープンシャンクシューズとも呼ばれる。
サイドゴア
サイドゴアとはスリッポンタイプの靴の脇に付けるゴムを織り込んだ布(ゴア)のこと。これを採り入れたものに、サイドゴアブーツがある。また靴だけに限らずスポーツ用の衣服にも用いられる。
サドルオックスフォード
サドルオックスフォードとは靴の甲の中央のひも結びの部分に馬の鞍(サドル)をおいたようなパターンを切り替え、爪先と後部との色・素材のコントラストをデザインした短靴。配色もさまざまある。
ゴルフなどのスポーツや広くカジュアルな靴としても用いられている。
サドルシューズ
サドルシューズとはサドルオックスフォードのこと。中央のひも締め部分の色・素材が爪先や後部と異なったコンビネーションの靴。
サボ
サボとはフランス語で木をくりぬいて作った靴の意。またはこれに類似した形で、底の部分が木製やコルク製で、革などで甲をつけた靴やサンダルのことも言う。オランダの民族服に合わせてはかれることは有名である。
サンダル
サンダルとは足を乗せる板状の台と、それを足に結びつけるストラップあるいは、幅の広いバンドでとめるような形式で開放性の履物。
歴史的には古代エジプトや、ギリシャ、ローマなどのサンダルが原形となり、現在では、革、合成ゴム、プラスチック、木などをもそこに用いたものがあり、婦人のハイヒールサンダルや、低いヒールのカジュアルなサンダル、ビーチサンダル、イブニングサンダルなどがある。
シークレットシューズ
シークレットシューズとは、見た目は一般的な革靴などと同じようになっているが、かかと部分が内部で高くなっており、身長を高く見せることができる靴の総称。シークレットブーツと呼ばれることもある。
シームレストップシューズ
シームレストップシューズとは甲部分が1枚革で仕立てられたバルモラル型のワンピースシューズ。縫い目が後ろと表底の継ぎ目にしかみられないところから、この名で呼ぶ。
シャンク
シャンクとは靴の土踏まずの細い部分。または、靴底の土踏まずのぶぶんに挿入する支えの芯(不踏芯)のことで、スチールや硬質のプラスチック、木材などが使われる。またこの部分に入れるバネ(シャンクピース)の略称としても用いられる。
ジョッキーブーツ
ジョッキーブーツとは膝下までの乗馬用の長靴で、履き口上部が折り返されたように、色違いの革で幅広く切り替えたデザインのもの。
乗馬時に足先があぶみを探りやすいようにつま先が細めで、足にぴったりフィットする形が特徴。競馬の騎手が履くのでジョッキーブーツという。履き口の色を変えたトップブーツ型や、履きやすいようにプルストラップを付けたものもある。
ジョッパーブーツ
ジョッパーブーツとは足首までの深さで皮紐を通してはくタイプのブーツ。もとは乗馬用のブーツで、第二次世界大戦時には飛行士のブーツにも採用され、フライングジョドパーの名前がつけられたことがある。
スキーブーツ
スキーブーツとはスキー用の深靴のこと。初期のころは、靴製の編み上げ靴のスタイルであったが、最近では、プラスチックで成形されバックルで着脱するスタイルとなり、内部にインナーブーツを用いるものもあり、底面にスキーを装着することができる。つま先とかかとも部分はが角ばり、スキー板にとめやすいようになっている。
スクエアトウ
スクエアトウとは角ばったつま先方の総称。爪先が四角い靴。フレンチトウともいう。
スクエアヒール
スクエアヒールとは角型(スクエア)にカットされたヒールの総称。靴のヒールが四角ばったもの。
スコッチグレイン
スコッチグレインとは単にスコッチともいう。グレインとは「穀粒」、または表革(銀面)のことで、特に粗い小石をばらまいたような表面の、細かい型押し革をいう。
光沢が無く、重厚な味があり、丈夫なところからプローグ?やローファーなどの紳士靴に多く用いられる。また、この、名称はそれらの靴自体も指す。
スタックヒール
スタックヒールとは靴を積み重ねて作ったヒールのこと。また、ヒールの外観を積み革のようにプリントで模様をつけたものをいう。
靴と共革の巻きヒールよりも丈夫でスポーティな趣がある。スタックドヒール、別にビルトアップヒールともいう。
ステッチダウンシューズ
ステッチダウンシューズとはウエルト部分(靴の甲と底のつぎ目)にステッチを装飾的に入れた靴のこと。カジュアルな靴に多い。
ステッチダウン製法
ステッチダウン製法とは、靴の製法の一つ。甲革の縁部分を内側に巻き込むことなく、外側に広げて、中革やソールと縫い付ける製法のこと。
靴の内側に縫い目が無いために水に対して強いとされている。ただし、外見上甲革が外にひろがって見えることから美観を損ねるため、一般的に高級靴には用いられることは無い。軽く、屈曲性に優れており、製造コストも比較的安い。
スティレットヒール
スティレットヒールとは目打ち、錐(きり)のように、先のとがった細いヒールのこと。
ストッキングブーツ
ストッキングブーツとは柔らかい革で作られたももまでのストッキングのような婦人用の長いブーツ。1960年代後半にミニスカートの流行とともに登場した。
ストームウェルト
ストームウェルトとはストームは嵐のことで、ウェルトは靴の甲と底の継ぎ目に縫い付ける細い革をいう。^ ストームウェルトは、この細い革の表面の甲の端に縫い込まれる部分に隆起のあるものをいう。ワークブーツなどに多く見られるディテール。
ストームラバーズ
ストームラバーズとはゴム張りの甲とダイヤモンド柄がはっきりあらわれたソール(靴底)を特徴とする、高めにカットされたスリッポン。「どんな嵐にも耐えるような」の意味からこの名がある。
ストラップシューズ
ストラップシューズとは、革紐などの紐や帯が靴と足を固定させるために靴の甲部に付けられている靴の総称。腰革やつつま先革から伸びているものから接合されているものまで形状は様々である。
ストラップパンプス
ストラップパンプスとは甲の部分にあしのを巻くひもがついているパンプス。形はさまざまある。
ストレートチップ
ストレートチップとは靴の爪先の部分に横一文字に切り替えのあるデザインのことで、一文字飾りや一文字かがりともいう。単に一文字とよばれる。
スナップドシューズ
スナップドシューズとはサイドまたはセンターをスナップ留めにした靴の総称。
スニーカー
スニーカーとはカジュアル靴の総称。「忍び歩く人」という意味で、ゴム底で音がしない履き物のこと。甲はキャンバス地や皮革、人口素材などを用いて足によくフィットするような機能的なデザインを取り入れ、色彩もスポーツウェアにマッチしてカラフルであり、メーカーのブランドを表現するなどファッション化している。
最近では、スポーツを行うとき以外にも、街中で一般的にはかれている。日本ではかつて「運動靴」「ズック」ともよばれた。キャンバスシューズの一種でもある。
スノトレ
スノトレとは、「スノートレーニングシューズ」の略称でもともとはスキー用の練習靴という意味がある。
競技用のスキーブーツと比較してソフトに作られており、防水性や防寒性に優れている。スノートレッキングシューズの略称と呼ばれることもある。
スパイクシューズ
スパイクシューズとは底の接地面に突起物を付けたスポーツ用の靴。野球用、フットボール用、ゴルフ用などがある。それぞれのスポーツに適するようにデザインされている。
スパイクヒール
スパイクヒールとは先のとがった接地面の極端に小さいハイヒール。
スパルタカスサンダル
スパルタカスサンダルとは古代ローマの剣士スパルタカスが履いていたようなサンダルのこと。
スペクテーターシューズ
スペクテーターとは観戦者という意味。スポーツ観戦や、観光旅行などに履いていくスポーティな婦人靴。柔らかい革を用いてひも結びなど機能的なデザインを施している。
スペクテーターシューズ
スペクテーターとは観戦者という意味。スポーツ観戦や、観光旅行などに履いていくスポーティな婦人靴。柔らかい革を用いてひも結びなど機能的なデザインを施している。
スポーツサンダル
スポーツサンダル(sport sandal)とはスポーティなサンダルのことで、ヒールは低く甲のストラップも太めである。
1993年の夏ごろからストリートファッションやデザイナーコレクションに登場するようになり、急速に一般化した。底部分が薄く、スリッパのように履けるシンプルなものが多い。ドイツの健康サンダルやアメリカのサーファーサンダルなどのブランドはその代表格。
スポーツシューズ
スポーツシューズ(sport shoes)とはスポーツ用の運動靴で、競技に適した機能、構造の靴。または、スポーツ感覚のカジュアルシューズのこともいう。このようなスポーツ靴の総称。
スリッパ
スリッパ(slipper)とは革、布、フェルト、ビニールなどで作られた室内用のかるい履物。締め紐や留め金を用いないで足をすべりこませてはく、履物の総称。
ヒールのないものが一般的である。上履きで日本では爪先部分だけ包んでかかと部のあいたものをいうが、欧米では、浅いパンプスの形の靴のことをいう。
ドレッシーなイブニングスリッパなど外出用もあり、用途や形からことなった名称がつけられている。
スリッポン
スリッポン(slip-on)とは紐も締め金も用いずに足にすべりこませて履く靴。
短靴の形式で甲の履き口にゴムを縫いこんだものがある。短靴、浅靴の総称。多くはカジュアルなものであるが、フォーマル用のオペラパンプスのようにドレッシーなものもある。ペニーローファー、モカシンなどが代表的。
スリーブーツホール
スリーブーツホールとは、「靴紐を通す穴が片側に3個ついたブーツ」の意味をもつもので、特にイギリスの伝統的なアイテムであるチャッカブーツやデザートブーツタイプの靴に用いられる。
この他にも、エイトブーツホールなど、紐通しの穴の数から靴の種類を現すものがある。
スリングバックシューズ
スリングバックシューズ(sling-back shoes)とは婦人のパンプス、または、サンダルなどで後部をストラップでつるようにバックルなどで締める形式のもの。
爪先部分は覆われている「後部をつる」という意味である。。バックバンドともいわれる。
スロート
スロートとは靴で、つま先革(ヴァンプ)が開いている部分、つまり紐留めのところをいう。
セットバックヒール
セットバックヒール(set-back heel)とは後部かかと部のつけ根から床まで垂直で接合部からヒールの接地面へ斜めに傾いて全体が後ろに押し付けられるようになった形のヒール。バックステップヒールともいう。
セメンテッド式製法
セメンテッド式製法とは、靴の製法の一種。アッパーと靴底を糸で縫いつけずに、接着剤で接合する方法のことを指す。
工程が短縮されるため製法が簡単で、量産でき、しかも軽いという特色があり、現在の靴製法の主流を占めている製法である。
センターシームドシューズ
センターシームドシューズとは、つま先革の中央に縫い目を施した靴の総称である。伝統的な紳士靴に多く見られるデザインの一つとなっている。
全天候型シューズ
全天候型シューズとは、天候に関係なく履くことができる靴を総称したもの。
一般的に、合成皮革やラバーソールでのことで、婦人靴の場合はパンプスやカッターシューズなどが多い。全天候やオールウェザーシューズと呼ばれる場合もある。
ソシアルシューズ
ソシアルシューズのソシアルとは「社交の」を意味する言葉。 フォーマル用よりもはなやかで、ドレッシーな雰囲気をもった靴の総称。
ソール
ソール(sole)とは靴の裏で直接地面や床に接する部分の底。表底、またはアウトソールともいう。
靴底の総称。耐久性のあるタンニン鞣しの牛革や、合成ゴム、ポリウレタン樹脂、ゴム、フェルト、コルクなどや麻のロープを丸めて底に用いたものもある。
人口素材ものは、色彩や形状も、歩行やスポーツに機能的なデザインが施されている。
タウンシューズ
タウンシューズとはタウンウェアに合わせられる靴の総称。 カントリーライクでカジュアルな感覚のものが多い。
タッセルシューズ
タッセルシューズとは、甲にタッセル(房飾り)が付けられた靴を総称したもの。履き口の浅いスリッポンなどに多く見られ、その場合はタッセルスリッポンやタッセルモカシンと呼ばれる場合が多い。
本来は宮廷内で履かれていた室内履きの一種であったが、現在ではカジュアルなものからドレッシーなものまで、幅広く普及している。
タッセルスリッポン
タッセルスリッポンとはタッセル(飾りふさ)付きのスリッポンシューズ。
タッセルローファー
タッセルローファー(tassel loafer)爪先にU字の縫い目があるモカシン式のスリッポンシューズの甲のベルトに、皮ひもの先と同じ革で房を飾りつけたもの。ローファーズの一種。
タン
1)タン(tan)とはなめした牛の革のオレンジみの茶褐色のこと。樫の樹皮のタンニンでなめす。皮革業界で歴史のある色で、バフに類似した色である。
タン(tongue)とは舌のことで、靴の場合は甲のひも締め部分の裏につけられている砂除け革のこと。履き口から折りかえる形の長いものもあり、蛇腹のように襞(ひだ)をとったベローズタンや細い短冊状の刻みを入れたキルティタンなどがある。
ダッチヒール
ダッチヒール(Dutch heel)とはオランダの木靴のかかとのような形状の小さめのヒール。ヒールの前後が互いに向かって傾斜した、先細りの逆台形のヒールデザイン。ダッチボーイヒールともいう。
ダーティバックス
ダーティバックスとは、「薄汚れた革靴」という意味を持つもので、本来はホワイトバックスが自然に汚れたグレー調のものを指したが、現在では意図的に汚れたようなグレーがかった白や、ベージュ系の色に染めた赤いラバーソールのタウンシューズのことを指す。
チェルシーブーツ
チェルシーブーツ(Chelsea boos)とはロンドンのチェルシー地区に住む芸術家など履かれていたとのことでこの名がついた。
側面にゴムの幅広いテープをまちに縫いこんだくるぶし丈のブーツ。1960年代初期にビートルズがデビュー当時に履いていたものとして知られている。
チップ
チップ(tip)とは靴の爪先、先端部分の飾りのこと。トウチップやトウキャップともよばれる。
チャイナシューズ
チャイナシューズとは、中国の民族衣装で見られる靴のことを指す。様々な種類があるが、一般的には布製で色鮮やかな刺繍で飾られた、つま先が丸い婦人用のフラットシューズが知られている。 カンフーシューズもチャイナシューズの一種である。
チャッカブーツ
チャッカブーツ(chukka boots)とは足のくるぶしがかぶるぐらいの深さのブーツのこと。
チロリアンシューズ
チロリアンシューズ(tyrolean shoes)とはチロル地方で用いるチロル風の靴という意味で、厚手の革を用いて爪先はモカシン縫い目があり、ひもで結ぶタイプで頑丈で重い靴。
ブーツタイプもあり、軽登山にも用いられる。いまではタウンシューズの一つとして用いられ、赤や黄色などの靴ひもがつけられることも多い。
ティーストラップシューズ
ティーストラップシューズ(T-strap shoes)とは主に婦人靴の甲部履き口にT字型のストラップがデザインされているもの。
デザートブーツ
デザートブーツ(desert boots)とは足のくるぶしの上までのかぶる2から3鳩目でひも付きのブーツ。
チャッカブーツの一種で砂漠での兵の靴として開発された。甲は牛の裏出し革(ベロア)を用い、底はクレープラバーソールになっている。それにより砂の進入を防ぐ。デザートとは砂漠の意味で、英国のメーカー、クラークス社の商品名より広まったもの。
デッキシューズ
デッキシューズ(deck shoes)とは、ヨットやボートのデッキの上で履くのに滑らないように、底面のゴムに切れ込みがあるもので、甲は水にぬれても丈夫でオイルレザーなどを用いたモカシンタイプのひも付きの浅靴。ひも結びのプレーンなスニーカー型、ゴアのついたスリッポン型がある。
テニスシューズ
テニスシューズ(tennis shoes)とは、甲のキャンバス地で底はゴム、ひもで結ぶタイプのスポーツシューズ。
色は白が基本であるが、色物のものもある。スニーカータイプのものもあり、ファンション化している。履き口にクッション性のあるパットを用いたり、トウやサイドに小さな通気孔が多用されていることが多い。
テーパードシューズ
テーパードシューズとは、つま先が細く尖ったデザインの靴を指す。「テーパード」とは先細りになったという意味をもつもので、ほっそりとした雰囲気から「スレンダーシューズ」と呼ばれる場合もある。
トウ
トウ(toe)とは、爪先のこと。靴の爪先の形状は製造に使用する靴型によって成型されるもので、トウシェイプ(toe shape)ともいわれ、ファッションデザイン上の重要な要素となっている。
上から見て丸いラウンドトウ、細くとがったポンティドトウ?、四角いスクエアトウ、斜めのオブリークトウ、卵型のエッグトウなどが基本となり、他にもいろいろな種類がある。また、側面から見て先端の盛り上がったものや、側面の角にあるものもある。
トウキャップ
トウキャップ(toe cap)とは、靴の爪先、先端に切り替える部分、爪先飾り革。
トウシューズ
トウシューズ(toe shoes)とは、サテン地や柔らかい革で作られたバレエのトウダンス用に履く靴。
爪先立ちが出来るように特殊な芯で固め、履き口にリボン上のひもがついて足首に巻きつけて結ぶ。ヒールのないフラットな靴。
トゥメダリオン
トゥメダリオンとは靴の爪先飾りの1種。 穴飾りのこと。ストレートチップやウイングチップと組み合わせて用いられることが多い。トラディショナル調の靴に多く見られるもの。
ドクターシューズ
ドクターシューズとは、甲を深く覆った甲革と、かかとからそれを覆うように伸びた腰革がサイドでV字形に重なるようになったスリッポン式の紳士靴のことを指す。
本来は医者の室内履きとして履かれていたもので、先の尖ったデザインが特徴的。
登山靴
登山靴(とざんぐつ)とは、甲は、耐久性、耐水性に優れた厚手の革、または部分的に布、繊維なども用い、編み上げたタイプのひも締めブーツで、底は、厚い革に鋲(びょう)を打ち付けるものや、合成ゴムで出来ており、登山用に意匠がつけられたものである。登山靴の総称。マウンテンシューズともいう。
トップブーツ
トップブーツ(top boots)とは、履き口上部に飾りのついた長靴で、乗馬や狩猟などに用いられる。ほかに魚釣りのときにも使われる。
トップリフト
トップリフト(top lift)とは、ヒールの最先端の接地する部分のことで、現在では合成ゴムを用いることが多い。化粧革ともいわれ、履き減らしたら交換も可能である。
トレッキングシューズ
トレッキングシューズ(trekking shoes)とは、山歩き用の靴で、甲は革または部分的に布、繊維を用い、ひもで結ぶタイプのもの。底に滑り止めがついている。
トレッキングブーツ、ウォーキングブーツともいう。耐水性、耐久性にも富んでいる。デザイン面でもバリエーションが多く、タウンシューズとしてもはかれている。
ドレスシューズ
ドレスシューズ(dress shoes)とは、夜会や、社交用に履くドレッシーな靴のことをいうが、また、カジュアルな靴に対して、フォーマルな靴の意味もある。
ヒールがやや高く、細めになっているものが多い。カーフやキッドなどの繊細で高級感のある素材が用いられる。
ドレスブーツ
ドレスブーツとはドレッシーな雰囲気をもつブーツの総称。中でもくるぶしより少し深めの革製のデミブーツ(アンクルブーツ)をさすことが多い。サイドゴアやストラップを特徴としたものもある。
中敷
中敷とは、靴の内側にあるインソール(中底)の上に貼り付けられる革や合成樹脂、布などの敷物のことを指す。
ナースシューズ
ナースシューズとは、看護師が履く靴のことで、キャンバスや革、合成皮革などの白いカッターシューズのことを指す。
歩く際に音がしないゴム底が特徴で、これはナイチンゲールが考案したものとされている。
パイクドシューズ
パイクドシューズとは、つま先が極端に長く細く尖ったデザインの靴を指す。
「パイクド」には「先が尖った」という意味があり、中世に見られるプレーヌやクラコーと呼ばれる、先端を鎖などで足首につないだり、上にそり返させたものなど、様々な形が見られた。
ハイソールスニーカー
ハイソールスニーカーとは、ソールを高くしたスニーカーのことをさす。通常のスニーカーに比べて5~6cm高い靴底が特徴的。
ハイバス
ハイバスとは、「ハイバスケットシューズ」を省略したもの。これはバスケットボール専用のスニーカーで、足首を保護するためのハイカットデザインが特徴として挙げられる。
ローバスケットシューズ(短靴型)もあり、これは「ローバス」と呼ばれる。
キャンバス、革、合成皮革製などがあり、中底部分には足や関節への衝撃を軽減させるために様々な工夫が施されている。
ファッション性、デザイン性にも富んでおり、タウンシューズとしても利用されている。
ハイヒール
ハイヒール(high heel)とは、7cm以上の婦人靴のかかとで、ドレスアップするときに用いるパンプスや、サンダルなどにつけられる。背が高くなり、スタイルがよくなるが、歩行用には向かない。ローヒールに対する語。
ハイライザー
ハイライザーとは、股上が深いズボンを指すこともあるが、靴のデザインの場合はトップラインまたはタン(舌革)が高く上がっているものを指す。
バギーブーツ
バギーブーツとは、筒形で足にフィットせずにだぶついたデザインのブーツを指す。
バギーには「袋のような、だぶだぶの」とう意味があり、履き口から下の筒の部分をたるませたデザインのものをいう。
バケットトップ
バケットトップ(bucket top)とは、17世紀の騎士の靴にみられるような上部がバケツのように広がったブーツ。非常にクラシックなブーツの一つ。キャバリエブーツともいう。
バスケットシューズ
バスケットシューズ(basket shoes)とは、バスケットボール用のスポーツシューズでキャンパス、革、合成皮革製などがあり、底部には衝撃を和らげるために工夫が施されている。
足首までのブーツ型と,低い短靴型があり、編み上げタイプとなっている。1950年代のアメリカのストリートファッションとして若者に愛好された。
バックストラップシューズ
バックストラップシューズ(back strap shoes)とは、かかとの後部に足を固定する革ひもがついている靴。主に婦人服に多く見られる。スリングバック、バックベルト、バックバンドともいわれる。
バックレスサンダル
バックレスサンダル(backless sandal)とは、かかと部分を露出し、足を固定するストラップがついていないサンダル。その総称。ミュールの形をしたものが多い。
バナナヒール
バナナヒールとは、かかとからヒールにかけてのカーブが綺麗に弓状のシルエットを描いたハイヒールのことを指すもので、その形がバナナに似ていることからこの名前が付けられた。
ハーフブーツ
ハーフブーツ(half boots)とは、履き口の上部が、ふくらはぎの中間くらいの深さまでのブーツ。日本語で半長靴(はんちょうか)のこと。
バブーシュ
バブーシュ(babouche)とは、トルコの室内履きで、革または布の甲に、金や銀の刺繍、ビーズ模様などが施してのが特徴。爪先はとがって反り返っており、かかと部は開いてスリッパ状になっている。民族靴の一種。
バルブトー
バルブトー(bulb toe)とは、丸い球状のような靴。つまり、おでこ靴の爪先のこと。
バルモラル
バルモラル(Balmoral)とは、履き口がV字型に開いてこの部分に鳩目の穴があり、ひもで締める形式の靴。オクスフォードシューズ?に見られる形式のひとつ。
19世紀中ごろ英国王室の御用邸があるスコットランドのバルモラル城で、ビクトリア女王の夫君アルバール公がこのデザインを好み、20世紀になって一般化した。対照的なブッチャーに対して内羽根式ともいう。
バレエシューズ
バレエシューズ(ballet shoes)とは、バレエの踊り手が履く靴で、甲に一本のベルトがついた軽いものや、長いリボンがついたトウシューズなどがある。爪先は丈夫に出来ていて、ヒールはない。
ハンティングブーツ
ハンティングブーツ(huntting boots)とは、狩猟用のブーツのこと。甲は撥水性のある革、またはゴムで、ひも結び式が多く、底は水にもつよい合成ゴム、または革に補強されたものなどがつけられいている。
アメリカ東部メイン州のL.L.ビーン社製のものが特に有名で、これをメインハンティングシューともよんで、この種の靴の基本形としている。
バンプ
バンプ(vamp)とは、靴の甲の前部、爪先までの部分をいう。爪先革ともいう。より正確には、つま先の飾り(チップ)と腰革(クォーター)との間の部分をいい、これらの部分がなく、ひと続きになったものをワンピースバンプとよんでいる。
パンプス
パンプス(pumps)とは、ひもの留め金具を用いないで着脱できる浅い履き口の靴の総称。婦人靴の総称。本来は舞踏会用として履かれたものであるが、今日では、タウン用、通勤用としても履かれる一般的な靴となった。
婦人用には各種の高さのヒールがある。婦人のフォーマル用はヒールの高いものを、また、紳士のタキシードにはヒールの低いものを履く。パンプスは米国の名称で、英国ではコートシューズ(court shoes)という。イブニングパンプス、オープントードパンプス、ストラップパンプスなどがある。
ヒール
ヒール(heel)とは、靴の後部でかかとの位置につけられる台状の部分。かかとの意。足や靴にかかる体重を底とともに支える、歩行の際には重要な部分である。材料は革、合成ゴム、プラスチック、木、金属などが使われる。
ピース
ピースとは「断片、部分、部品」などの意味を持つもので、靴の場合はシャンクピースのことを指す。
これは底の土踏まずの部分を補強するために、中底に挿入したり取り付けたりするための木や竹、鉄、合成樹脂などの断片のことを指す。
また、ピースには「接合する」という意味もあり、現在では靴底とアッパーの接合部分や、縁まわりに付けられるテープ状の細革などを指す場合が多いとされている。
ビーチサンダル
ビーチサンダル(beach sandal)とは、海浜やプールサイドで履くサンダルのことで、低めのヒールや水にぬれても丈夫なビニールや、ゴムで作られた草履のような花結び式のサンダルである。
サーファーに愛用される色鮮やかなゴム草履のビーチコマーもこの一種。
ビジカジュシューズ
ビジカジュシューズとは、「ビジネスとカジュアル両方の機能を兼ね備えた靴」という意味をもつもので、外観はビジネスシューズだが、軽いゴム底とソフトな皮革使いなどで履き心地はカジュアル、という特徴がある。
「ビジカジュ」とは、ビジネスとカジュアルを組み合わせて作られた、日本的な新造語。
ビットモカシン
ビットモカシンとは、ローファーの一種。
甲の飾りベルトにビットと呼ばれる馬具の「はみ(馬の口にくわえさせるくつわの一部分)」をモチーフとした金具を取り付けた靴のことを指す。
イタリアモカと呼ばれる場合もあるが、本来は馬具商を創業したことから始まった老舗ブランドの「グッチ」がつくったころから、グッチローファーズと呼ばれるようになった。
ビットローファー
ビットローファー(bit loafer)とは、馬具の一種である轡(くつわ)のはみの形をした飾り金具を甲の上のベルト部分につけたローファー形のスリッポン靴のこと。イタリアの馬具・鞄メーカーのグッチが靴やバックの飾りに採用して有名になった。
ビービースニーカー
ビービースニーカーとはブラックバスケットスニーカーの略称。 黒のバスケットシューズのこと。バスケットシューズは多く白のキャンバス地を使うが、これはファッション的な意味を込めて作られたもの。
ビブラムソール
ビブラムソール(Vibram sole)とは、イタリアのビブラム社製のスパイクタイヤのようにはっきりした凹凸模様のあるゴム底のことで、同社が作る登山靴、スキー靴などのゴム底が、機能的に独特の意匠があるため、世界的に広まったもので、現在では各種の合成ゴム底がつけられている。イタリアンビブラムともよばれる。
ビルトアップヒール
ビルトアップヒール(built-up heel)とは、革を積み上げたヒール。
ピナフォアヒール
ピナフォアヒール(pinafore heel)とは、くさび型のウェッジヒールの一種で、ヒールの接地部分と、底の踏みつけ部分との中間が、一枚つづきとなっていて、アーチ状にくれているもので、婦人靴や子ども靴のヒールに用いられている。ビナフォアとは幼児用のエプロンの名。
ピンヒール
ピンヒール(pin heel)とは、針の先のような細いという意味から、先端の細いハイヒールのこと。
婦人用パンプスによく見られるもので釘のような先細りとなったスパイクヒールもこの一種。ほかにもスティレットーヒールと呼ばれるデザインもある。
フォーマルシューズ
フォーマルシューズとはフォーマルウェアに合わせるごくドレッシーな靴の総称。 エナメルのパンプスなど代表的なものである。
フレンチヒール
フレンチヒール(French heel)とは、付け根が太く、ヒールの外側と内側が大きくカーブし、先が細くなったルイヒールと同じスタイルのエレガントなヒール。
フィットネスシューズ
フィットネスシューズ(fitness shoes)とは、健康と体力づくりのために運動するときの靴で、スニーカータイプのものが多い。
特にエアロビクス用のものをいうことが多く、エアロビクスシューズとかエクササイズシューズの名称もある。軽量で、激しい運動の際にも身体や足に負担がかからないような構造となっている。
フィットブーツ
フィットブーツとは、足にフィットするデザインのブーツを総称したもの。
婦人用のロングブーツに多く見られるもので、編み上げ式やサイドファスナー式などの種類があり、エレガントな雰囲気のある細身のデザインが特徴的。
ブーツ
ブーツ(boots)とは、足のくるぶしよりも深くカバーする靴のこと。深靴。形状には、ひもで締める編み上げ靴からファスナーの開閉によって着脱するタイプ、またルーズフィットのタイプがある。
ブーツの種類には、くるぶし丈のチャッカブーツ、側面にゴムのあるチェルシーブーツ、乗馬用のライディングブーツ、作業用のワークブーツなどがある。
またブーツの素材としては革、布、ビニール、ゴムなどが用いられる。1960年代後半のミニスカートの流行とともに、街ではくファッショナブルなアクセサリーとして登場した。長靴というと、日本でのゴム長などの特殊な靴をさすことが多い。
ブーツカット
ブーツカットとは、ブーツを履きやすいようにまた履いたときの裾のシルエットがキレイにでるように作られたジーンズやパンツのことを指す。特にウエスタンブーツとセットで利用する定番的なアイテムの一つとされている。
ブッシュブーツ
ブッシュブーツとはくるぶしの上までのブーツで、サイドに伸縮性のある布が付けられたスリッポン型のもの。正式にはオーストラリアンブッシュブーツという。
フットウェア
フットウェア(foot waer)とは、履物の総称。開放的な履物であるサンダルや、閉塞的な履物であるシューズ、さらに丈の長いブーツ、短靴、パンプス、スリッパなどがあり、素材は革や布、木、ゴム、プラスチックなどがある。フットギアともいう。
ブーティ
ブーティ(bootee)とは、婦人の防寒とおしゃれを兼ねた短いくるぶし丈のブーツで、毛皮などを履き口につけ、底はゴムなどが多い。子供用の編み上げ靴もこの一種。これらよりもさらに短いものをデミブーツとかセミブーツとか呼ぶことがある。
船底ヒール
船底ヒール(ふなぞこひーる)靴底がくさび型になっているもの。
ブラッチャー
ブラッチャー(Blucher)とは、靴の履き靴の形式のこと。オクスフォードシューズ?に見られる甲部の形式の一つ。
1810年プロシャ軍のブリュッヘル将軍が軍靴に用いたといわれることから英語読みでブラッチャーと名づけられた。履き口が外に開いてひもを通し、締めるタイプのもので、外羽根式やトンビとも呼ばれる。英国ではダービーという。バルモラルよりもスポーティとされている。
フラットヒール
フラットヒール(flat heel)とは、1.5cmくらいの低いヒール。一枚の革をそのままヒールのシート部につけるものはシングルリフトヒールともいい、俗に「一枚かかと」とも呼ばれる。
プラットフォームシューズ
プラットフォームシューズ(platform shoes)とは、靴の底部に挿入した厚めの台状の芯を甲の底部周辺に縫いつけた、甲と同じ、または、色・質の異なった素材でカバーして接地面に表底を貼り付けた製法(カリフォルニア式)の靴のこと。
または、外観がこれと同じように加工したもの。フレアパンツを着用すると、靴がパンツの中に隠れてしまい、外見上の足の長さが強調される効果もある。
プラットフォームソール
プラットフォームソール(platform sole)とは、プラットフォームシューズの底の部分のこと。カリフォルニア式製法の底のように、台状の芯の側面を、同じ革、または、異素材でカバーするとして靴底としたもの。底の厚さは薄いものから厚いものまでさまざまな種類がある。
フランジヒール
フランジヒール(flange heel)とは、フランジは「突き出た縁」や「つば」の意味で、床面に接する面が広がったヒールのこと。
ブルドッグトゥ
ブルドッグトゥとは靴の爪先型のひとつで、大きく盛り上がった感じのラウンドトゥをいう。ボールドタイプのタウンシューズに多いデザインである。
プレーントウ
プレーントウ(plain toe)とは、爪先の切り替えのはぎ目もステッチもない無飾りのデザイン。オクスフォードシューズ?の最も一般的なつま先型とされている。このタイプの紳士靴はドレッシーな趣があり、フォーマルな用途に多く使われる。
プレーンパンプス
プレーンパンプス(plain pumps)とは、甲部にも爪先にも、何の飾りもないパンプス。ごく普通に丸くくった、もっともシンプルなデザイン。
フレンチライン
フレンチラインとは靴の爪先(トゥ)の形で、四角にカットしたもの。 フレンチコンチネンタルの代表的な靴デザイン。対してアメリカントラディショナルのものは太くて丸くなっている。
ブローガン
ブローガンとは頑丈な靴底を特徴としたくるぶしまでの高さの作業靴のこと。
ブローグ
ブローグ(brogue)とは、もともと、なめしていない粗末なカーフで作られていた丈夫な靴で、アイルランド人がはいていた。穴飾り、ぎざぎざ飾り、爪先のW飾りなどがある。男性用の重厚な感じの英国調短靴。デザイン的に省略のないタイプを「フルブローグ」と呼ぶ。
ブロックヒール
ブロックヒール(block heel)とは、ブロックが塊、木片、まき割りの台のようなもので、ヒールの形が垂直で太いもののこと。
ストレートヒールともいわれ、通常5cm前後の中ヒールから8cmぐらいのハイヒールまであり、ヒールの高いものは底の踏みつけ部がプラットフォームになったもの。
ブロッセルクリーパー
ブロッセルクリーパーとは、分厚いラバーソールを特徴とするメンズシューズの俗称である。
ブロッセル(売春宿)クリーバー(忍び歩き)とは、足音をたてずに歩くのに適した靴という意味から名付けられたもの。
ヘップバーンサンダル
ヘップバーンサンダル(Hepburn sandal)とは、映画女優オードリーヘップバーンの名がつけられたヘップバーンサンダルのことを履物業界で呼ぶ俗称。
ビニールなどの素材を用い、爪先の後部が開放されているウェッジヒールがついている。現在では比較的安価な合成革や布製のサンダルをこうよんでいる。
ベアフットサンダル
ベアフットサンダル(barefoot sandal)とは、素足が多く露出するようなデザインの簡単なサンダル。甲にまかれるストラップが細いものや、一部透明な素材などを用いたものがある。
ベンハーサンダル
ベンハーサンダル(Ben Hur sandal)とは、映画「ベンハー」にみられるような古代風なサンダル。底が平らで鼻緒式のカジュアルなデザインのもの。
革そのほかの素材でつくられ、いろもさまざまである。男性的なラフな感覚でつくられたものを、別にスパルタカスサンダルとよぶ。なおこのタイプの婦人、子供用のものをローマンサンダルということもある。
ぺコスブーツ
ぺコスブーツ(Pecos boots)とは、元来はオールレザーやべロア革を用いた爪先の太い農作業用の靴であるが、最近ではタウン用にはかれることもある。
もともとは米国のレッドウィング社の商標名だったが一般に知られるようになった。つま先に鉄板をいれた安全性に優れたものをオリジナルとしている。
ペニーローファー
ペニーローファー(penny loafer)とは、爪先がモカシン形のスリッポンで、こうのにベルトに開けられた切込みに銅貨(ペニー)をはさみ込めるもの。コインローファーと同じ。
ローファーとはなまけものという意味であり、ひもを用いずに、着脱できる靴のことをいう。現在ではアイビールックを代表する靴として、またカジュアルシューズとして男女ともに広く用いられている。中学・高校生の制服に採用されていることが多い。
ヘビーソール
ヘビーソールとは単にヒール(かかと)が高いだけでなく靴底全体が厚く重い感じのものを呼ぶ言葉。
ベロウズタン
ベロウズタンとは靴の舌革の両脇に付けたヒダのこと。 水、ホコリなどを防ぐためにつけられる。
ベンチメードシューズ
ベンチメードシューズとは老練な靴職人によって手作りされた、手の込んだ靴をいう。
ベンチレーテッドシューズ
ベンチレーテッドシューズとは穴をとるなどして空気の流通をよくした靴の総称。
ポインティドトウ
ポインティドトウ(pointed toe)とは、とがったの意味で、細くとがったの爪先のこと。ラウンドトウと対比的に使われ、イタリアンカットということもある。
ポストマンシューズ
ポストマンシューズとは、しっかりした作りのプレーントウ型オックスフォードシューズの総称。
郵便配達人(ポストマン)が履いているような靴であることから名づけられたもので、これはアメリカの靴メーカーであるレッドウイング社の商品名である。現在は伝統的な靴として履かれている。
ボタンブーツ
ボタンブーツ(button boots)とは、釦留めのブーツの総称。
もとはひもやファスナーなどをつかわないで、脇のあきや前部を釦で留めて履くようにしたものだが、現在では装飾として釦を付け、脇のファスナーをあけて履くものである。
ショートブーツ型が多く、特に1900年代などの礼装にみられたほか、レインブーツのデザインなどにも用いられる。
ホワイトバックス
ホワイトバックスとは、ホワイトバックスキンシューズを省略した名称。
これは城のバックスキン(鹿革)でつくられ、白のチョークで仕上られたオックスフォード型の靴(紐結び式短靴)、またはそれに似せられてつくったカーフのヌバックの靴のこと。
靴底は赤土色のラバーソールである場合が多い。
マクラック
マクラックとは、オットセイの毛皮などで作られたカジュアルな雰囲気のショートブーツのこと。 靴底以外の部分が毛皮で覆われており、アフタースキーなどに用いられることが多い。
マッケイ製法
マッケイ製法とは、靴の製法の一種で、マッケイは発明者の名前に由来していると考えられている。
アッパー、中底、表底を一緒に糸で縫いつける方法で、こば(靴底の縁周り)がなく中底に縫い糸が見えることが特徴的で、グッドイヤーウェルト製法と同様に重厚なつくりとなっている。
表底、中底、アッパー(靴底以外の部分)に良質の革が使われているものが多く、構造が簡単なことから軽さがあり、足にフィットするため新仕様高級靴に多く用いられていることが多い。
マリンブーツ
マリンブーツとは、一般的にはヨット用のゴム製のブーツのことを指す。
ネイビーブルー、白、黄色などのカラフルな色彩が使われることが多く、膝下丈のブーツが多く見られる。
履き口は色を変えたトップブーツ型や布製のもの、水の侵入を防ぐために紐結びにしたものなどがある。
ミュール
ミュール(mule)とは、足を滑り込ませて履くスリッパの一種で、かかとを固定するストラップがないサンダル形式のもの。
昔ヨーロッパで泥よけのために靴の上にはいたり、寝室履きに用いられたが、18世紀にヒールが高くなった。バックレスサンダルともいう。ミュルともいう。
メダリオンシューズ
メダリオンシューズ(medallion shoes)のメダリオンとは円形の飾り模様などのことで、靴の爪先革先端などに穴を多数開けてデザインした靴。おもに男性の靴に見られる。
メタルスリッポン
メタルスリッポンとは甲にメタル(金属飾り)を取り付けたスリッポンシューズの総称。
メッシュシューズ
メッシュシューズ(mesh shoes)とは、革の細いひも、またはナイロンひもなどを網目のように編んで靴の甲を加工したもので、通気性がいいので夏用の靴などに用いられる。
モカシン
モカシン(moccasins)とは、かかと無しの柔らかい革でできた、もともとアメリカインディアンが履いた短靴の一種で、底革と腰革が一枚革からなっており、爪先にU字型の甲革を当て縫い合わせる。
北米のインディアンは、これにビーズの刺繍を施したり、履き口に折り返しのカフカをつけ、後ろで結んだりする。
この形は今日米国では狩猟に携わる人々に履かれるほか、若者にプレーシューズとして愛好され、他方、底革を別に付けた近代量産のモカシンの形で短靴は、一般にはカジュアル用として広く世界中に履かれている。なお、モカシンには、ノルウェー式のノルウィージャンモカシンもある。
モカシン
モカシン(moccasins)とは、かかと無しの柔らかい革でできた、もともとアメリカインディアンが履いた短靴の一種で、底革と腰革が一枚革からなっており、爪先にU字型の甲革を当て縫い合わせる。
北米のインディアンは、これにビーズの刺繍を施したり、履き口に折り返しのカフカをつけ、後ろで結んだりする。
この形は今日米国では狩猟に携わる人々に履かれるほか、若者にプレーシューズとして愛好され、他方、底革を別に付けた近代量産のモカシンの形で短靴は、一般にはカジュアル用として広く世界中に履かれている。なお、モカシンには、ノルウェー式のノルウィージャンモカシンもある。
モンキーブーツ
モンキーブーツとは、ワークブーツの一種で、甲部両サイドに施されたステッチが、正面から見たときに猿の顔に見えることから名付けられたとされている。
履き口の深さはくるぶしよりも上で、フランスのCEBO(セボ)社のモンキーブーツが有名である。
モンクシューズ
モンクシューズ(monk shoes)とは、15世紀にアルプスに住む修道僧が考えついたといわれる外側にある大きなバックルのついた靴。べルトとバックルで甲の高さを調節できる機能的なデザインとなっている。
モンクストラップ
モンクストラップとは甲部分にバックルとベルトがついた靴。 モンクとはヨーロッパの修道僧のこと。
モンクフロントシューズ
モンクフロントシューズとは、モンクストラップと呼ばれるバックル留めの革帯が甲部に付けられた短靴、またはアンクルブーツの総称である。
モンクストラップシューズとも呼ばれ、尾錠(びじょう)式の靴としてオックスフォードシューズ(紐結び式短靴)、スリッポン(紐なし式)と並んで、紳士靴の基本形の一つとして知られている。
モンクには「修道僧」という意味があり、15世紀頃、アルプスの修道僧によって考えられたことこからこの名前が付いたとされている。バックルシューズと呼ばれることもある。
ユーチップ
ユーチップ(U-tip)とは、靴の爪先甲部にU字形の切り替えまたはステッチ飾りのある靴のことで、モカシン飾りともいう。モカシントウともよぶ。
ユーチップタッセル
ユーチップタッセルとはユーチップにタッセル(房飾り)の付いた靴のこと。
ヨットラインスニーカー
ヨットラインスニーカーとは靴底の上部にロープ、甲に紺や赤などのストライプを特徴としたラフなスニーカー。
ライディングブーツ
ライディングブーツ(riding boots)とは、乗馬用の深靴のこと。膝下まである長い靴からくるぶし上の足首までの形式のものまである。か
かとに拍車を取り付けられることができる。現在ではこれが原型として、さまざまなデザインのロングブーツがあらわされている。
ラウンドスクエアトウ
ラウンドスクエアトウとは、ラウンドトウとスクエアトウの中間型で、角形の角に丸みのあるつま先型のことを指す。ブラントトウと呼ばれることもある。
ラウンドトゥ
ラウンドトゥとは靴の爪先のデザインで、丸い型になったもの。
ラギッドソール
ラギッドソールとは、滑り止めの凹凸を付けたゴム底のことを指す。登山靴やワークブーツなどに用いられることが多く、略してラグソールと呼ばれる場合もある。
ラスト
ラストとは、木型や靴型のことを指す。
これらは靴をつくるための原型とされるもので、木や合成樹脂、金属などを足の形に基づいて造形する。
ラバーソール
ラバーソール(rubber sole)とは、天然ゴムや、合成ゴムで作られた靴底の総称。天然ゴムのものは、クレープ状で柔らかいが油に弱い。
合成ゴムのようなものは、軟質なものや、硬質で革のようなものまであり、滑りにくく耐久性がある。軽くて歩きやすいのが特徴で、カジュアルな靴に多用されている。
リサイクルシューズ
リサイクルシューズとは、廃品を再生利用して作られた靴のこと。
使えなくなった古いタイヤを粉末状にしてソールに用いたり、ペットボトルを生かした再生ポリエステルをアッパーの材料に用いるなど、多くの工夫が施される。
エコロジーを意識する生産者、またはそれを選択する消費者の影響がファッションに及んだもので、注目を集めている。
リフト
リフトとは、靴のヒールの一部で、磨耗などを防ぐために地面に接するヒール部分の先端に取り付けられたもの。
現在では合成ゴムや合成樹脂が取り付けられていることが多いが、以前は革などが用いられた部分でもある。「トップリフト」が正式名称。
リングブーツ
リングブーツとは、足首の周りに金属性のリングを取り付けたデザインのロングブーツのこと。
ウエスタンブーツやウェリントンブーツに似た、太めのシルエットと、ブタ鼻と呼ばれるつま先が特徴として挙げられる。エンジニアブーツと呼ばれることもある。
ルイヒール
ルイヒール(Louis heel)とは、ルイフィフティーンヒールともいわれ、ルイ15世の頃フランスで流行した婦人靴のヒール。付け根が太く、中ほどがくびれ、先が細くなったもので、後部が前方にカーブし、また前部も、底面にカーブして連続している形のもの。
ルームシューズ
ルームシューズとは、部屋の中で履くための履き物の総称。
スリッパとは区別されるもので、靴底が付いており、作りがしっかりしているものや、足を覆う形のものを指す場合が多い。
レインシューズ
レインシューズ(rain shoes)とは、雨降りに外出する際に履く防水性のあるゴムやビニール製の靴のことで、ブーツ形式のものが多い。雨靴の総称。アンクルブーツ型のものなどがある。
レジャーシューズ
レジャーシューズとはカジュアルウェア向きのソフトで快適な靴の総称。
レースアップ
レースアップとは、紐結びのことで、靴の紐結びや、シャツのデザインなどをに用いられることもある。
レースアップブーツ
レースアップブーツ(lace up boots)とは、前か側面のどちらかで、ひもで締めるようになった長靴のこと。レースドブーツともいう。レースの飾りをつけたブーツではない点に注意。オクスフォードシューズ?などはこの代表的なもの。
レースツートゥスニーカー
レースツートゥスニーカーとはスニーカーの1種で、紐結びの部分が爪先まで大きくとられてるブラッチャー型のもの。それだけアイレット(鳩目)も多くなる。
レプタイルシューズ
レプタイルとは「爬虫類」の意味を持つもので、レプタイルシューズとはヘビやワニなど、爬虫類の革で作られた靴を総称したもの。
ローファー
ローファー(loafer)とは、なまけものの意味で、紐を用いずに着脱できるモカシン型のスリッポンの総称。
甲のベルトの切れ目に銅貨はさむことの出来るものをペニーローファーといい、これが代表的なものである。
簡単に着脱できるところから、靴メーカーの商品名として用いられたものが次第に一般化し、現在ではこの種の靴を総称していうようになった。
別の商品名からきた、ウィージュンズと呼ばれることもあるが、これはノルウィージャンモカシン(ノルウェー式のモカシン)に由来している。
ローファーズ
ローファーズとはモカシンタイプのスリッポンシューズの別称。 本来、靴メーカーの商標であったが、現在では一般化しカジュアルな靴として広く愛用されている。
ディテールの変化も多いが、その代表的なものはコインローファーズまたはペニーローファー(甲にバンドがあり、そこに硬貨をはめることができる)、タッセルローファーまたモカシンローファー(房飾り付き)、グッチローファー(金属飾り付き)などである。
別に、「ウィージャンズ」とも呼ぶが、これはかつてノーウィージャンモカシン、ノーウィージャンスリッパーズ(共にノルウェー型のモカシンシューズの意)と呼ばれていたことにちなんだ、これまたメーカーの商標名である。
ロープドソール
ロープドソールとはデッキシューズ(船の甲板ではく用途をもったスポーツシューズ)やエスパドリーユにみられる、靴底にロープ(縄)をあしらった軽快な靴のこと。
ローマンサンダル
ローマンサンダル(Roman sandal)とは、古代のローマで履かれたようなサンダル。ヒールのない平たい底で革ひもを甲に巻きつけるタイプのもの。
ロンドンブーツ
ロンドンブーツとは、靴底とヒールが高く、厚みを持ったロングブーツのこと。
ユニオンジャック(イギリスの国旗)や爬虫類を部分使いにしたものなど、派手なデザインのものが代表的。
ワークブーツ
ワークブーツ(work boots)とは、作業用の靴、くるぶしより深い編み上げ靴のタイプのタイプのものが多く、爪先は太く、厚手の牛革が用いられ、底は合成ゴムが用いられている。
レッドウィング社の赤茶系のものが有名。最近では作業用のほかに、カジュアル用にも使われている。
ワラチ
ワラチ(huarache)とは、メキシコの民族的な履き物で、平らな革底に爪先甲部から側面へ革のひもを編んでかかと部でつなげたサンダル。リゾートやカジュアル用にも使われている。日本のわらじが原形にされたという説もある。
ワラビー
ワラビー(wallaby)とは、カンガルー科の動物の名で、モカシン形の靴につけられたメーカーの商品名から広まったもの。
爪先はオブリーク(斜角)で二つ鳩目のひも結びタイプのブーツ、または短靴で、そこに天然ゴムのクレープソールがつけられている。オリジナルはイギリスの名門靴メーカー、クラークス社の製品とされている。もともとスエード製で、色はサンドベージュなど。
ワンピースパンプ
ワンピースパンプとは、甲部が1枚の革でできた紳士靴。紐結び式で、黒革のものが典型的な靴として知られている。
ワンマイルシューズ
ワンマイルシューズとは、1マイル(約1.6km)の距離を歩く靴、という意味を持つもので、カジュアルな靴を総称したもの。
これはスニーカーだけでなく、ゴム底のスリッポンなど、簡単な作りのもの、気軽に履いて出かけられるものを指す場合が多い。